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特集記事: 2008年6月17日 [ 週刊朝日 2008年6月27日号 掲載 ]

ホルミウム・YAGレーザーによる前立腺核手術-HoLEP-

松下 和弘部長写真

【取材協力】

高知高須病院
泌尿器科 部長

松下 和弘(まつした かずひろ)

【監修】医学ジャーナリスト牧野 賢治

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地域医療に貢献する高知高須病院

高知高須病院は泌尿器疾患に対して総合的かつ充実した高度医療を提供することを基本方針とし、1974年に寺尾尚民理事長により創立された。以後30年以上にわたり、高知県における泌尿器疾患治療の基幹病院として地域医療に貢献、前立腺肥大症をはじめ尿路結石症、泌尿器がん、慢性腎疾患など多数の泌尿器疾患の治療を担ってきた。

特に泌尿器疾患の手術に関しては、創立時より低侵襲手術に積極的に取り組んできた歴史があり、1989年に高知県初の体外衝撃波尿路結石破砕装置を導入、また2002年には腹腔鏡手術を開始するなど常に最新の医療技術を積極的に取り入れ、患者さんの体の負担が少ない治療方法を提供してきた。

前立腺肥大症に対しても豊富な治療実績があり、創立時より当時の先端医療であった経尿道的前立腺切除術を開始し、また1995年からはNdYAGレーザーを用いた経尿道的直視下レーザー前立腺切除術(VLAP)による治療の実績もある。

レーザー機器

体に負担の少ないHoLEP

ホルミウム・YAGレーザーによる前立腺核出術(HoLEP)については、治療の第一人者である渕野辺総合病院(神奈川県相模原市)の設楽敏也泌尿器科科長の指導の下、06年12月より開始、四国初のHoLEP実施施設となった。高知高須病院における術式もほぼ確立し、従来の経尿道的前立腺切除術と比較して、術中および術後の合併症が少なく、手術後の尿道カテーテル留置期間と入院期間が短縮できることから患者さんの早期社会復帰に貢献している。

また、特筆すべき利点は、従来開腹手術が必要であった100~200ml以上の大きな前立腺肥大症に対してもほとんど出血なく、安全に施行できる点にある。HoLEPは大きさに関係なく全ての前立腺肥大症に対応できる標準手術として定着してきた。

より高度な泌尿器疾患診療の提供へ

泌尿器科における内視鏡手術は、今後さらに進歩することが予想される。そうしたなかで、高知高須病院では「患者さんの良き理解者、援助者となろう」を基本理念として、患者さんにとって真に有用な新しい治療に積極的に取り組み、確実で安全な技術に基づいた優れた医療を提供できるよう努力している。

高知高須病院 病院概観

松下 和弘(まつした かずひろ)

高知高須病院 泌尿器科 部長

1989年徳島大学医学部卒業
日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医
日本透析医学会認定透析専門医

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