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特集記事: 2008年7月29日 [ 週刊朝日 2008年8月8日号 掲載 ]

前立腺肥大症の日帰り手術

白水  幹

【取材協力】

いせはら泌尿器クリニック 院長
白水  幹(しらみず みき)

【監修】医学ジャーナリスト 牧野 賢治

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さまざまな疾患について日帰り手術を望む声が増えている。入院加療が必要になる手術では、仕事を休む必要がある上、入院費などの費用がかさむといったデメリットがあるからだ。しかし、日帰りで手術を行うことができれば、このような負担が抑えられる。いせはら泌尿器クリニックの白水幹院長は、そうした声に応え、数々の泌尿器疾患に対する日帰り手術を行っている。

泌尿器の疾患に対する日帰り手術

いせはら泌尿器クリニックでは、陰嚢水腫、精巣や膀胱の悪性腫瘍、結石など、数々の疾患に対する手術を日帰りで行っている。「勤務医の頃から、こうした疾患に対する日帰り手術が可能ではないかと考えていました」と白水院長は語る。

最も多く行っているのは前立腺肥大症に対する手術で、白水院長は開院してからの約7年間で、300例以上の日帰り手術を行ったという。前立腺肥大症は、膀胱の下に位置する男性器の前立腺が加齢に伴って肥大し、尿道を圧迫する疾患だ。生命に関わるものではないが、症状が進行すると排尿が困難になるなど、QOL(生活の質)に影響する。70歳代の男性の70%が発症するといわれるように、泌尿器疾患の中でも悩む患者の数が特に多い。

十分な配慮をした前立腺肥大症への治療

前立腺肥大症の日帰り手術は、内服治療を行っても効果がない病状に対して、手術に伴う合併症の可能性の有無などを考慮した上で、患者が手術を望んだ場合に行う。

手術は腰椎麻酔をした後、尿道より通した内視鏡で確認しながら、前立腺の肥大部分を電気メスで切除するというもの。「入院してのケアを行わない分、後で問題が起こらないように十分な配慮をすることが、より重要になります」と語る白水院長は、特に止血に注意を払いながら手術を行っている。

術後は尿の通りを確保するために尿道から膀胱にかけてカテーテルを留置し、1~2時間程回復室で休憩してから麻酔の影響や出血がないことを確認。それで問題がなければ帰宅できる。翌日に再度来院し、カテーテルを抜いて治療は完了する。その日から普段通りの生活も可能になり、排尿や入浴なども普通に行うことができる。

前立腺肥大症の手術の流れ

患者の希望に最大限応えた治療を

白水院長がこのような日帰り手術を行うようになったのは、患者の要望に応えることを最も重視しているためだ。開院した当初は日帰り手術は行っていなかったという。しかし、「外来治療をしている中で、日帰り手術への要望が多いことを改めて知りました」ということもあり、それに応えるため、日帰り手術を行うようになった。

そのような姿勢で医療に臨んでいるため、患者からも、要望を臆することなく率直に伝えてほしいという。「患者さんを幸福にするため、その要望に最大限お応えできるようにするのが医師の使命だと考えています」。白水院長は、日帰り手術だけに限らず、患者の要望に応えた治療を常に心がけている。

【取材/鈴木健太】

白水  幹(しらみず みき)

いせはら泌尿器クリニック 院長

昭和56年東海大学医学部卒業
日本泌尿器科学会認定専門医
米国泌尿器科学会会員

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