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特集記事: 2008年10月25日 [ 『新名医の最新治療2009』 2008年10月25日 掲載 ]

美容医療の現在2009
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医療機関では女性の持つ数多くの悩みに対応できる治療を行っている。受診することで、さまざまな問題に対する治療が受けられるほか、見た目の要望に対しても医療機関でしか行えないような高度なケアを受けることが可能だ。

体に関する悩みに対する治療

女性の容姿に直接影響するあざやしみ、ほくろ、強いにおいを放つわきがといった問題などで、心理的な負担を抱えている女性は少なくない。現在では、こうした問題に対して、さまざまな治療が行われている。

あざ、ほくろ、しみはそれぞれ原因が異なり、治療もそれにあわせて行う。あざはメラニン色素もしくは毛細血管の異常増殖が原因で、発生する皮膚内の位置によって黒あざ、茶あざ、青あざ、赤あざに分けられる。ほくろは黒あざの小さいもの、しみは成人女性の顔面に見られる褐色の色素沈着を指す。これらの治療では主にレーザーをあざ、しみ、ほくろの種類によって使い分ける。治療は1回行ってから一時的な色素沈着を経てきれいな皮膚に回復するのを数ヶ月待ち、再度行うという流れが一般的だ。状況により外科的切除や植皮、皮膚を浅く削る皮膚剥削術が行われる場合もある。

わきがの主な原因は皮膚の分泌腺であるアポクリン汗腺とエクリン汗腺などから出る分泌物。アポクリン汗腺から出る汗に含まれる脂肪などが皮膚に棲みついた常在菌によって分解されるときに強いにおいを発する。エクリン汗腺から出る汗は無臭だが、アポクリン汗腺から出る汗と混ざることでにおいをわき全体に広げる。治療はアポクリン汗腺を取り除く手術療法が基本。さまざまな手法があり、それぞれに一長一短がある。

皮膚の構造あざの種類

医療機関による治療で女性の要望に応える

また、しわやたるみの改善といった、女性の見た目に関するさまざまな要望に応えるため、多くの医療機関では最新の医療機器や治療法などを使ったケアを数多く行っている。医師によるケアは専門的な知識に基づき、医療機関でなければ使用できない機器も使用している。

例えば、スキンケアにおいては、メラニンなどに反応する特殊な光を顔全体に照射することでしみやそばかすなどを解消した上、肌も活性化させるというフォトフェイシャルなど、高度な光治療を行う機器の使用が可能だ。ほかには、電気やレーザーを用いて毛の発生源を破壊することによる脱毛なども挙げられる。

さらに、医療行為として注射も用いることもできる。用いられる薬剤の一例として、胎盤から作られて、皮膚の新陳代謝を促進するプラセンタが挙げられる。ほかに、体についた脂肪を減らしたいと願う女性に対する治療として、脂肪を融解する薬剤を注入するメソセラピーを行うこともできる。

自分に合う医療機関で納得できる治療を

美容医療に対する方針や実際に受けられる治療は医療機関によってさまざま。また、レーザーを用いた治療における紫外線対策など、アフターケアも重要になる。自分にあった医師を選び、こうした点の指導も含めた治療全体について納得いくまで相談することが治療には大切になるだろう。


医療機関で受けられる治療の例

●わきがの手術法

剪除法
わきの下を切開し、アポクリン汗腺を目視で1本ずつ切り離す。手術で唯一健康保険が適用される

クワドラカット法
高速回転式の刃を取り付けた吸引管をわきの下から差し込み、汗腺を削りながら吸引する

●スキンケア

ケミカルピーリング
化学薬品を塗ることで、古くなった角質を溶かして肌の再生を促す

フォトフェイシャル
特殊な光を照射する治療法。肌のトラブル全般に総合的に対処でき、治療後のダメージも少ない

プラセンタ注射
胎盤から作られた医薬品で、皮膚の新陳代謝を促進し、更年期障害を持つ女性などに用いられる

【文/鈴木 健太】

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