治療と検査の最新医療情報トップページ 男性のための<br />更年期障害治療 人工関節置換術 バックナンバーはこちらから

特集記事: 2008年10月25日 [ 『新名医の最新治療2009』 2008年10月25日 掲載 ]

進化する痔の治療
***

痔の種類と状態

痔は、大きく分けると痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(あな痔)の3種類がある。痔核は、肛門周囲の粘膜に集まっている血管がうっ血し、肛門内で、いぼ状に盛り上がった状態をいう。場所によって外痔核(肛門周囲)、内痔核(直腸内)に大別される。裂肛は、硬い便の通過が原因で肛門に亀裂が入った状態。また痔ろうは、直腸と肛門を分ける歯状線周囲の、肛門腺窩(こうもんせんか)という小さなくぼみに便がたまり、炎症や化膿が発生した状態である。

症状に合わせた治療と低侵襲治療への流れ

痔核が常に肛門の外に脱出している脱肛の場合、放置しておくと手術が必要となる。また裂肛では、慢性化して潰瘍を形成すると、手術を要する場合もあり、痔ろうも、基本的には手術で対応する。こうした複数ある手術の中でも、特に内痔核に対して行われるPPH法は、痛みを感じる神経を傷つけずに、特殊な専用の機械で切除・縫合を行うため、より低侵襲の治療といえるだろう。また、短時間の手術で術後の痛みも非常に少ないため、早期の社会復帰が可能である。さらに、手術することなく、注射で痔を治す内痔核硬化療法(ALTA注)も、患者の体への負担が少ない低侵襲な治療法として注目されている。

このように、それぞれの症状に応じて治療法の選択肢は、近年広がりつつある。肛門周辺に異常を感じたら放置せずに専門医の診断・治療を受けることをお勧めする。

【文/相原 美和】

バックナンバーはこちら(医療新聞社サイトへ)

このコーナーの運営は、医療情報サイト「治療と検査の最新医療情報:全国病院・医院選び」(http://www.jmnn.jp)を運営する株式会社医療新聞社が行っています。

朝日新聞社は、このコーナーの運営、情報提供の内容、並びにこのコーナーの利用を通じて行われたお客様と各病医院の情報提供については、一切責任を負いません。

「治療と検査の最新医療情報:全国病院・医院選び」の各コーナーでは、株式会社医療新聞社が情報提供した医療機関情報を掲載しています。

株式会社医療新聞社は、サイト運営者として信頼性の高い情報を提供するよう努めていますが、各医療情報の内容について、保証するものではありません。本サイトご利用に際しては、利用者の皆様ご自身が、本サイト及び本サイトにおいて提供される情報やサービスのそれぞれの有用性等を判断し、ご自身の責任でご利用下さい。

「治療と検査の最新医療情報:全国病院・医院選び」の運営についての各種お問い合わせは、下記までお願いします。

株式会社医療新聞社
TEL 03-5337-2551