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特集記事: 2009年2月12日 [ 『いい病院 2009』 2009年2月12日 掲載 ]

前胸部がへこむ「漏斗胸」 病気の説明とその治療
笠置  康

【取材協力】

松山笠置記念心臓血管病院 病院長

笠置  康 (かさぎ やすし)

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漏斗胸(ろうときょう)は先天性遺伝性疾患で1000人に1人の確率で発生するといわれています。漏斗胸は生まれつきの病気で、小さいころから同じ状態なので、症状もはっきりしません。漏斗胸患者さんにNuss(ナス)法を用いた「胸骨挙上術」を行うと、「心臓および肺の圧迫がとれるために、猫背が治り楽になった」とおっしゃいます。漏斗胸治療は主に外科治療になります。当院では、子どもと大人、両方ともにNuss法を行い、患者さんを心臓・肺圧迫解除に導いています。

漏斗胸CT

Nuss法は、左右約2.5cm切開した手術創に、あらかじめ患者さんの胸の形状に合わせて形成した金属製バーを挿入し、両端にクランプを取り付けて、180度ひっくり返すことにより、前胸部を正常な形状にします。年齢は4歳ぐらいから手術は可能です。当院でのこれまでの最高齢は59歳です。私どもの手術でバーがずれることはありません。当院には、「このような病気は何ともない、放っておいてよいから」と、医師から見捨てられた漏斗胸の患者さんが全国から来院します。そうした患者さんを1人ずつ治しています。

術後写真

笠置  康(かさぎ やすし)

松山笠置記念心臓血管病院 病院長

1952年 松山市に生まれる
1976年 杏林大学医学部卒業
1982年 東京女子医科大学大学院卒業
1983年 同大学第一外科学講師
1991年 松山笠置記念心臓血管病院病院長

心臓血管外科専門医
外科専門医
呼吸器外科専門医

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