「しのだの森ホスピタル」は、東京都心から30km圏内の緑あふれる公園都市・千葉県八千代市にある心の病気の専門病院だ。「癒しとおもてなしの心」を大切にし、人間に備わっている自然治癒力を生かすことを心がけている。ストレスケア病棟「なごみ」は、うつ病やパニック障害、社会不安障害、睡眠障害などの専門病棟として、2007年3月に開設された。
豊かな自然に包まれた心癒す完全個室の病棟
豊かな森や大地に包まれた「しのだの森ホスピタル」は、自然の中で癒され、本来の生活リズムを取り戻すための医療サービスを提供している。2007年に開設した「なごみ」は、自然に溶け込んだ低層建築のリゾートホテル風のストレスケア病棟だ。
「森の中でのリラクセーションで患者さんが持っている自然治癒力を高めたいという思いから、うつ病やパニック障害、社会不安障害、睡眠障害などのストレスケア専門の病棟を作りました。癒しとおもてなしの心をモットーに、心からリラックスできるよう、33病床のすべてを個室としました」と信田広晶理事長は話す。
専属の臨床心理士を配置 癒しメニューを選ぶ
「なごみ」では、ホテルのような快適さを追求するため、身のまわりの世話をする病棟コンシェルジュを配置した。2008年夏からは、患者一人ひとりに専属カウンセラーとして臨床心理士がつくようになった。患者がいつでも相談できる窓口となり、その人に合った療法を施すというのが目的だ。ここでは、薬物中心の西洋医学に偏ることなく、心理療法や自然療法、東洋医学などを取り入れたホリスティック医療を心がけている。患者はいろいろな癒しメニューから自分に合ったプログラムを選び、療養スタイルを作りあげることができる。
アロマテラピーや音楽療法も効果を発揮している。「アロマテラピーは、香りとタッチングで気持ちを安定させ、心身のバランスを調整します。音楽療法の一つであるサウンドヒーリングは、音楽を聴きながら、その音の振動を体感音響を使って体に伝えていくものです。便秘や頭痛、肩こりだけでなく、睡眠リズムの調整にも効果があるとわかってきました」と信田理事長。
本人と家族の教室で復職プログラムを実施
信田理事長によると、今後は復職プログラムを実施していくという。「入院で長く休んでいる方の復職支援です。患者さんに病気や障害の仕組みを勉強してもらい、今後の対策を立てていただきます。家族にも理解してもらう、本人と家族の教室です」
患者は抑うつに陥りやすい思考を修正するプログラムにより、病気や障害への対処法を理解し、自分自身がリラックスできる方法を身につける。病気が再発しないための「予防」を重視した取り組みなのだろう。
【取材/秋山 晴康】
信田 広晶(しのだ ひろあき)
医療法人社団心癒会 しのだの森ホスピタル 理事長
千葉県生まれ。東邦大学医学部卒業。
東京女子医大病院勤務の後、しのだの森ホスピタル理事長。
専門分野は、精神医学、心身医学(パニック障害、うつ病)、ホリスティック医学








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