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国際協力トークイベント「世界も、自分も、変えるシゴト。」日本も元気にする海外ボランティア 採録

2009年8月30日 有楽町朝日ホール 主催:独立行政法人 国際協力機構(JICA) 共催:朝日新聞社

 日本の地域社会の中で活躍しているJICAボランティア経験者をパネリストに迎えたトークイベントが2009年8月30日、都内で開かれました。大島賢三JICA副理事長の主催者あいさつの後、基調講演には海外ボランティア経験者を職員として積極的に採用してきた前横浜市長・中田宏氏が登場。ボランティア活動で培った経験を帰国後の日本社会でどう生かしていくべきか、その可能性を話し合いました。

理事長メッセージ / 日本も世界も元気にするボランティア

緒方貞子 独立行政法人 国際協力機構 理事長

緒方貞子 独立行政法人 国際協力機構 理事長

 今回の経済危機は、私たち先進国はもちろんですが、開発途上国、特に貧困層や女性・子どもたちといった脆弱な人々に深刻な影響を与えています。このような世界の現実を直視し、日本にいる私たち一人ひとりが何をできるのかを考えていくことが大切です。
 JICAでは、青年海外協力隊やシニア海外ボランティア等、国際協力の志を持った方々を途上国に派遣するボランティア事業を実施しています。参加されたボランティアの方々は、途上国の人々とともに生活し、彼らと同じ言葉を話し、異なる文化・習慣に溶け込みながら、草の根レベルで途上国の抱える課題の解決に貢献しています。
 途上国の人々や社会に貢献すると同時に、彼ら自身も途上国における活動を通じて、広い世界観と問題意識、逞しい精神力、高度なコミュニケーション能力などを身に付けます。また海外から日本社会を見直すことによって日本の良さを再発見したり、問題点を確認したりして、真の意味の国際人となって帰国します。
 日本国内を振り返れば、全国的に広がる過疎化、少子高齢化、農業の後継者不足、外国人労働者の増加など対応しなければならない問題は山積みです。現在の閉塞感の漂う日本において、帰国したボランティアの方々は、この国を元気にできる貴重な力であると信じています。
 日本社会全体が世界の課題に目を向け、それに果敢にチャレンジする人々に励まされ、また世界の人々と共生しようとする志と決意が、日本の原動力になることを切に願っています。


基調講演 / 日本の地域の活性化と国際協力 〜青年海外協力隊への期待〜

中田 宏 氏 前横浜市長

中田 宏 氏 前横浜市長

 今年、2009年は横浜開港150周年の年です。つまり150年前に日本はいわゆる国際社会に門戸を開きました。その当時の“外国”は、いわゆる西洋諸国でしたが、今はそれ以外の国々、特にアジア・アフリカ諸国に目を向けるべき時代になっています。昨年、横浜市は第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)のホストを務めました。これは国際都市・横浜としては第二の開港とでも言えるぐらい大変意味のあることだったと思います。TICADをはじめ、私は横浜市長を務めた7年半の間に国際的な意味においてさまざまな行政の取り組みをリードしてきました。そんな私の原体験となっているのが11年前、ガーナでの海外青年協力隊の方々との出会いです・・・

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パネルトーク / 閉塞感を吹き飛ばそう! 〜青年海外協力隊経験者の地域社会での取り組み〜

閉塞感を吹き飛ばそう! 青年海外協力隊経験者の地域社会での取り組み

脇阪 まず帰国後に、現在の仕事に就かれるまでの経緯をお話しください。

小川 赴任地のセネガルではみんなが「日本は豊かで素晴らしい国だ」と言ってくれました。ところが、帰国してみると電車に乗っている人たちは疲れ果てているし、新聞やテレビでは悲しいニュースばかりが流れていた。そんな現状を変えたい、日本のみんなを笑顔にしたいと思い始めました。そのために大切なのはやっぱり子育てだろうと考え、大阪市で助産師として子育て中のお母さん方を訪問・支援したり、小中学校、高校で命の大切さを伝える講演活動を行ったりしています・・・

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春募集 青年海外協力隊シニア海外ボランティア