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広告特集 企画・制作 朝日新聞社広告局
提供:スミリンシステム住宅株式会社 |
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鉄骨やセラミックスなど新建材の家が増える一方で、
「木の家」の人気も衰えることがない。
人間の五感に訴える木の感触通気性や耐久性に優れた木の性能
自然の風格を備えた木の美観など木の家が人にもたらす影響は大きい。
日本人にとって木の家とはなにか。
和風建築を多く手がけてこられた建築家横島誠司さんにうかがった。 |
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| 1947年東京生まれ。東京都立大学工学部建築工学科卒。(株)創和設計事務所代表。主な設計に「栗の木の家」「大黒柱のある家」「エコハウス目黒」など。著書に「名作文学に見る家」(共著・朝日新聞社刊) |
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| 木の和風住宅を設計するとき不思議な高揚感を感じる。木の文化を次代の人に伝えたいという、建築家の使命感なのだろうか。 |
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木には強靱な生命力があります。百年生きた木ならあと百年、千年経った木ならもう千年。木材としての寿命を生きると言われています。世界最古の木造建築物・法隆寺が千四百年の歳月を経て、今なお美しい姿を見せているのも、木の生命力があればこそ。人の暮らしととともにゆっくりと年を取り、百年千年の歴史の中を生き続ける。それが木の持つ根源的な力なのです。
人間の世代でいえば何十世代にわたって使える木を、人間の都合だけで一代限りで捨て去っていいものか。大量生産・大量消費の時代にあって、木は本来の生命力を必ずしも正当に評価されてきたとはいえないようです。 |
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現在大分県湯布院の山あいに、旅館を建設しています。なるべく自然の中に溶け込み、環境に受け入れてもらえるような設計プランを立てました。その一例として考えたのが古材の再利用。日本中探し求めて、長野県の民家に使われていた古材とめぐり会いました。
江戸時代の豪族の家だったらしく、高価な太い欅材が大黒柱や梁にふんだんに使われています。豪雪地帯で育った木だけに、木目がつまって、頑丈さも申し分ありません。
二百五十年ほど前の木材を、タイムマシンのように時を超え、千キロもの距離を超えて、現代の家に移築する。当時の棟梁もきっと喜んでいるに違いありません。
古材はすこしずつ伸びたり縮んだり、歪んだりしていました。そういった小さなキズを美点としてそのまま使うのか、現代建築の技術で補正して使うのか。今度は現代の棟梁とのせめぎあいが続きました。
多くの作業を経て、古材はまた新たな生命を刻みはじめました。一軒の家の中で、地元で切り出された木材とみごとに融合していたことは言うまでもありません。 |
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| 材木の持つ歴史性、生命力を現代の建築に生かしたい。木の感触を忘れつつある世代と時代に、木のぬくもりを伝えたい──。木の家を造るということは、木を愛する建築家の使命感に根ざす願望なのかもしれません。 |
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「木の家に住みたい」。そういった声を最近よく聞きます。元来日本人は、限られた住空間を、木を使うことで最大限に生かす知恵をはぐくんできました。
たとえば、通気性。木で建てられた家は全体が「呼吸」をするようになります。部屋が乾いているときは適度な湿り気を吐き出し、湿っているときは湿り気を吸います。
適度に風を通し、程良く外部の温度を伝えます。現代住宅の「高気密・高断熱」の家の良さとは一線を画する家かもしれません。自然を遮断するのではなく、自然を取り込むのが、木の家の在り方だからです。 |
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たとえば、障子や襖。一枚の仕切りを開け放つだけで、空間の様相が大きく変化します。
座敷と縁側が一体化し、庭という自然と直結します。光が木々に降り注ぐさま、木漏れ日が障子に揺れる様子などが間近に感じ取れます。畳という低い位置、つまり地面の近くに座っているから、光、影、風、といった自然の感触を五感でより敏感に感じ取れるのです。
木や紙で出来た仕切りに、十分な遮音性などは期待できません。
でも、家庭の空間を完全に遮断する必要があるのでしょうか。日本人は暮らしの音がほとんど筒抜けの空間で、「見ぬふり」「聞こえぬふり」というルールやマナーをはぐくんできました。それがある種の家族の思いやりや優しさにつながっていたのかもしれません。
朝起きたら、母がみそ汁のネギを刻む音が聞こえてきた……。息子の帰りが遅いので心配だったけど、玄関を入ってきたあの足音の様子だと、元気そうだな……。などと家族の「気配の感じられる家」を設計上でいつもイメージしています。 |
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木の家に住みたいということは、「木が好き」ということにほかなりません。ところが現代人は案外木の種類を知りません。まず、「自分の好きな木」を探すことからはじめてはいかがでしょう。
端正な檜材。優しい杉材。味わい深い栗材。剛胆な欅材。香り高いヒバ。楢、桜、松……。
こうした木のムク材には、精度・強度を重視した張り合わせ材や合成樹脂材からは得られにくい、自然の風合いやぬくもりがあります。調湿性の高い珪藻土などの自然素材と調和し、体にやさしい家を作り出します。
「木の家に住みたい」──それは自然の中で生きたいという、人間本来の願望といえるでしょう。
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