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マンションナビ

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マンション購入ガイド

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マンション購入のポイントや住宅ローン、設備に関して解説します。
賢いマンション購入のためのノウハウとアイデアをご紹介。

第5回いつ購入するのか?1 「家族の“ものさし”」

ご相談の合間に「先生(この言葉は苦手です!)、マンションと一戸建てどちらを買った方がいいと思いますか?」と聞かれることがしばしばあります。

通常、こういう質問ではお客様はどちらにしたいか?答えを持たれているケースが多いので、「どちらかというと、どっちがいいんですか?」と聞き直すことにしています。その後のお客さまの回答として多いケースが、「一戸建てに憧れるけど、やっぱりマンションの眺望も捨てがたいし……。主人(妻)は一戸建てがいいみたいなんですけど…」という答えがあるようなないような、単に悩みを聞いて欲しいだけなのか(苦笑)? いずれにしろ、そこから堂々巡りが始まったりするわけです(さらに苦笑)。

事実、ネット上にある様々なマンション購入者向けの無料掲示板をみても、「これは永遠のテーマだ!」と思えるくらい、「一戸建てか?マンションか?」というトピックスが必ず存在します。事実、ネット上にある様々なマンション購入者向けの無料掲示板をみても、「これは永遠のテーマだ!」と思えるくらい、「一戸建てか?マンションか?」というトピックスが必ず存在します。

先日も見学に行った新築マンションがとても気に入り、現在のマンションを売却し、その新築マンションに買い換えようと考えて、資金計画に不安要素がないかを確認するために私の事務所へご相談にみえた方がいらっしゃいました。そのご家族にはお子さまが2人いらっしゃいましたが、資金計画にも問題はなく、あとは新築マンションの契約をするだけという段階になって……驚いたことに、新築マンションの購入をやめられました。

なぜか、わかりますか?

理由は、「お子さまの1人が転校を嫌がったため」ということ……。「転校」というのもお子さまにとっての人生の大問題≒“ものさし”の一つなんですね。家族の“ものさし”を大切に考えた結果、マンション購入を諦められたケースですが、「少子化の中、相対的にお子さまの気持ちが反映されることも大きくなったのかなぁ?」と、アシスタントと顔を見合わせてしまいました。

さて、マンションを購入するにあたって、自分の“ものさし”を確認しておくことが必要だということを前回お話したわけですが、何もマンションに住むのは必ずしもこれを読んでいるあなただけというわけではないはず。むしろ、ご家族と一緒に住む方が多いでしょう。

となると、自分の“ものさし”だけではなくて、家族の“ものさし”にも目を向ける必要がでてきます。自分の“ものさし”で「通勤時間が短い方がいい」と考えていても、家族の“ものさし”の中には「(先ほどの相談のように)転校したくない」とか、「緑が多いところの方がいい」とか、「安いスーパーが近くにあるところがいい」とか、いろんな“ものさし”があるでしょう。

でも、家族の“ものさし”全部を考えていたら、キリがなくなって、疲れてしまい、それこそ最初の例のように「ずっと一戸建てかマンションかの堂々巡り」になったり、「マンション買うのは、辞めました」なんてことにもなりかねないわけです。

家族の“ものさし”を考えることは大切だけど、その家族の“ものさし”を考えた上で誰の“ものさし”を重視するか? つまり、何のために住宅購入し、その住宅購入についての主導権は誰が持つのかもあわせて考えてみましょう。

ちなみに、女性関連のマーケティングを手がける(株)ハー・ストーリィの調べ(2004年4月)では、住宅購入の際の主導権が「ご主人にある家族」と「奥さんにある家族」とでは約半々でした。

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(株)ハー・ストーリィの調べ(2004年4月)

マンションを販売している人の話では、「たいてい奥さんの意見で決まります」とよくいわれますが、そうでもないようです。

10家族あれば、10家族の考え方がありますから、一般論ではなくて、みなさんご家族が楽しく暮らすための家族の“ものさし”についてこれを機会にゆっくり考えてみられてはいかがでしょうか。

佐藤益弘佐藤益弘(サトウヨシヒロ)
東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。蟒擦泙い畔欷韻隼饂佐浜、(株)ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ゙、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス(株)という3つの独立系FP会社設立に参画する。現在、顧客サイドに立ったシンの独立系FPのネットワーク確立のため、カスタマーソリューションセンター(株)提携ファイナンシャルプランナー、螢┘スバリュー専務取締役として活動中。