マンション購入のポイントや住宅ローン、設備に関して解説します。
賢いマンション購入のためのノウハウとアイデアをご紹介。
新年は、「今年こそマンション購入を」と奮い立つ人も多いことでしょう。新年だからこそ、自分を見つめながら、そしてライフプランをたてながら、欲しいマンションを思い描いてみましょう。
マイホームが欲しくなるのは、そろそろ自分らしい生き方を整えたいな、という気持ちの表れです。自分の城、家族の砦、人生の礎、といった言葉はマイホームの代名詞。マイホームが良い住まいであれば、安らぎや和やかさを得ることができ、家族との素敵な時間を持つことができます。良い住まいは生きる力を与えてくれる素晴らしいものです。良い住まいは良い人生を作り出すと言っても過言ではありません。
マンションを購入するということは、自分がどんな生き方をするのか、ということに、ある程度方向付けをするということです。家族と共にあるいは単身で、どんな暮らし方をしていくのか。どんな仕事をどのように続けるのか。子供の数、子育ての仕方、はたまた老後の暮らしまでを思い描かなくてはなりません。
その上で、どの沿線にどの街に住むのか、どんな広さの、どんなタイプの住まいにするのか、日常や休日の過ごし方、両親や友人などお客様を招くのか、家具などの持ち物はどのように納めるのか。さらには、将来的なライフスタイルの変化に対応できるよう、設計に柔軟性を持ったマンションが望ましいところです。
つまり、自分がこんなふうに生きられたらいいな、こういう人生を送りたいな、という理想的な生き方を思い描くところからマンション選びを始めることが、結果的に良い住まいを得るためには大切なことと言えるでしょう。
分譲マンションの良さは、ほとんどの場合、既に設計ができあがっており、多くは快適さや心地よさを研究しているプロの手で作られたものであるということです。マンションディベロッパーは、顧客の意見や社会的な動向に敏感です。
例えば、家事効率を良くするために、キッチンと洗濯機置場や浴室などのユーティリティーとの動線を良くする設計は、仕事を持ったり趣味や社会的な活動をする主婦の方々の、家事時間を大幅に短縮したいというニーズを反映させています。
しかし夫の仕事を重用視したい暮らし方なら、むしろ夫のための書斎スペースや、帰宅が遅い夫が十分な睡眠をとれるようツインベッドが置ける寝室が必要かもしれません。
マンションにはそれこそ様々な設計、デザイン要素、広さや間取り、設備があります。立地や価格だけでマンションは選べません。自分の(自分たちの)暮らしは、住まいがどうあれば暮らしやすくなるのだろう、自分が(家族一人一人が)心地よいなと思えるのは、どんな暮らし方なんだろう。そう考えた時に、理想的な住まい像が見えてきます。まずは自分の(自分たちの)暮らし方を見つめ直すこと。そうすると、マンションに必要なことが描き出されてくるはずです。
人生はプラン通りにはいかないものです。堅いライフプランを描いて、それに沿った住まいを選んでしまうと、プランが狂った時のリスクが高くなる。そんな思いを抱く人も多いでしょう。
しかし、マンションの立地や、購入資金計画のためにも、ライフプランは欠かせないものです。また、せっかく購入したマンションを無駄にしない、あるいは人生を無駄にしないマンション選びをするために、後々に修正がきくようなライフプランをたてておくことで、マンション購入後の心構えが違ってきます。
子育ての環境を重視した郊外のマンションライフが望ましいと思いながらも、将来、仕事が忙しくなって長い通勤時間が辛くなることがあり得るなら、思い切って転職や独立を視野に入れたライフプランも想定しておくこと。自分の生き方や暮らし方を犠牲にしないためには、仕事を柔軟に考えておくのも一つです。
給与が上がらなかった場合、妻が仕事をやめた場合、子供が私立高校に進学した場合などを想定したライフプランをつくっておくこと。万一の時に取り崩せる貯蓄や、貯蓄型保険への加入をしておくことで、住宅ローン返済にのりしろのある資金計画ができます。
ライフプランづくりをしてみると、生き方も暮らし方も、そして住まいも柔軟性があった方がよく、だからこそ潤いのある日常生活、そして良い住まいというものがいよいよ大切であるという思いがしてきます。
神ひとみ(ジン ヒトミ)