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流動性と安全性を重視して、効率的な預入先を選んでいく
医療から介護まで、貯蓄は生活の万能薬
 運用には原資が必要だと思います。上手に貯蓄したいですね。
藤川 貯蓄は投資の原資となりますから、資産運用の基本です。また、貯蓄は日々の生活を支える生活費として、さらに医療や介護など生活のあらゆるシーンを支える万能薬といえるでしょう。
 どのくらい貯蓄があればいいのでしょうか。
藤川 まずは生活費の3〜6カ月分の貯蓄を目安にしてはどうでしょうか。私はサラリーマンを辞めてこの道を選んだわけですが、そんな自分の経験からも、このくらいの期間を補える貯蓄額は必要だと思います。こうした生活費はいつでも使えるように、普通預金やMRF(マネー・リザーブ・ファンド)など、流動性が高くて少しでも金利の高い商品に預けておくといいですね。
 わずかな金利でも積極的にとりにいくわけですね。
藤川 その通りです。当面の生活費が確保できていれば、子供の教育費や旅行のために貯めているお金など、今すぐには使わないけれども5年以内に使う予定のお金は短期的な運用にまわします。運用といっても安全性の重視が大前提ですので、定期預金などに預けておくといいでしょう。なお、今は金利が低い状況ですから、定期預金は1年満期のものを選び、毎年更新していったほうがいいかもしれません。近年では、金利が優遇されているダイレクト定期預金なども注目の商品です。
 
定期預金 ―情報収集で良い条件を探す―

 かつてはどこも同じ金利でしたが、今は金融機関によって定期預金の金利には違いがあります。しかし、多くの人が給料の振り込まれる金融機関で定期預金をしているのではないでしょうか。積極的に情報を集めて、自分で考え、選んだ人が良い条件を見つけています。たくさんある金融機関のなかでどこを選ぶのかは、私たちが持っている選択権。もっと有効活用してみましょう。
5年以内に使うお金を減らさず生かす方法
 5年以内という期間は何か理由があるのですか。
藤川 運用方法によっても違いはありますが、資産運用では、運用期間が5年以下だと元本割れの確率がどうしても高くなります。そのため、安全性が求められる5年以内に使うお金は、元本が確保できる預貯金などに回したほうがいいですね。
 低金利の日本に比べて、海外は金利も高いですし、外貨預金はどうなのでしょうか。
藤川 確かに外貨預金のメリットは金利の高さにあります。ただ、金利が高いならば長期間固定したいところなのですが、外貨預金は1年以内のものが多く、さらに為替手数料などのコストも多くかかってしまうのがウイークポイントになっています。ただし、金融機関によっては外貨預金のキャンペーンなどで手数料を安くする時期もありますので、そうしたチャンスを生かせればメリットも生きてくると思います。
外貨預金 ―海外の高金利をねらう―

 米ドルやユーロなどに代表される外国通貨による預金を外貨預金といいます。海外の金利は日本と比べて高いため、その金利による収益を期待できる商品が多く見られます。金利は海外金利を基準とし、通貨の種類や預入期間などによって違いがあります。
 なお、外貨預金や外貨建て商品は為替相場の動きによっては為替差損益が発生します。また、為替手数料など運用するためのコストがかかることも覚えておきましょう。
 通貨分散は資産運用におけるリスク分散のひとつでもあり、近年は外貨を持つ人は増えているようです。
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金利が低いこの時期に、チャンスを逃さない住宅ローン選び
金利が低い今は、住宅ローン見直しの好機
 マイホームを夢見る人が多いと思います。現在の住宅購入環境はどうですか?
藤川 昨年後半から住宅価格は下落し始め、今は大幅な値引きをする物件もあります。安いといわれた2005年ごろの水準で購入可能なケースもあるのです。また注目すべき点はローン金利も低いことです。今年4月ごろの金利は過去最低水準に近い金利でした。今は少しずつ上昇していますが、住宅購入の準備を進めてきていて、購入可能な状況なら、良い時期かもしれません。
 住宅ローンを組む時の注意点を教えてください。
藤川 借りられる額と返せる額は違うことを知っておいてほしいですね。よく年収の何倍という例があげられますが、30代と40代では、今後の生涯収入は違ってきます。ですから、現在の年収を基準にして、定年まで働いて得られる総収入の2割くらいまでを目安にするといいと思います。
繰り上げ返済がベストとは限らない
 住宅ローンを返済中の人は、借り換えなどを検討しても良い時期なのでしょうか。
藤川 借り換えには手数料がかかることもあり、ボーナス時期は見直しに良いタイミングだといえます。05年前後に住宅を購入した人で、購入時に3〜5年の短期固定金利で住宅ローンを組んだ人は、そろそろ金利が変わる時期になっています。今はまだ金利が低い水準ですし、20〜30年の固定金利に借り換えてもいいのではないでしょうか。
 固定のほうが、支出計画も立てやすくなりますね。
藤川 住宅ローンを組んだあとは、ボーナスなどでどんどん繰り上げ返済しようという人も多いと思います。ただ、家計全体からみれば、その資金で住宅ローン金利よりも高い運用利回りが得られれば、投資リスクも伴いますが、そちらの方が得になることもあります。
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住宅ローン ―借り換えと繰り上げ返済― 

 借り換えの目安となる住宅ローンの金利ですが、3%台前半以下なら長期固定で良いと思います。仮に長期固定を選んだ後に金利が下がったら、諸費用などを計算して、再び借り換えればよいのです。
 繰り上げ返済については、3%で借りている住宅ローンを早めに返済することができれば、3%で資産運用しているのと同程度の効果が期待できます。
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※本特集に掲載の各商品等には、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれがあります。また、各商品の購入・運用・解約の際には所定の手数料や費用がかかる場合があります。リスクや手数料等は商品ごとに異なりますので、該当商品等の契約締結前交付書面や目論見書等をよくお読みいただき、内容をご確認ください。

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