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公的保障をベースに考え、それ以上を保険でカバー
2000万円近い支出でも、見積もりをとる人は少数
 どのくらい保険にお金をかけたらいいのですか。
藤川 遺族年金や健康保険などの公的保障をベースに、不足分を民間でカバーするのが保険の考え方です。生命保険では保険料の総額が2000万円ぐらいになる場合もあるのに、見積もりを集めずに契約している人が多いのが現状です。
 それほどの額になる実感がありませんでした。
藤川 保険の見直しは、家計を変えるポテンシャルがあります。人生の要所で見直しし、必要保障を維持しながら、支出を抑えましょう。
子供誕生と住宅購入が、生命保険の見直し時期
 どんなタイミングで保険を見直したらいいですか。
藤川 ご主人のライフイベントを例にあげると、死亡保障の必要性が高まるのは子供が生まれた時です。万一のことが起きても、奥さんは育児に時間をとられるため、十分な収入が得られない可能性があるからです。必要死亡保障額は、子供の成長と共に減っていきます。住宅購入時も見直し時期です。住宅ローンは契約時に団体信用生命保険に加入するので、万一の時には住宅ローンがゼロになるからです。
 奥さんの場合は?
藤川 奥さんの収入が家計に組み込まれている共働き夫婦の場合、しっかりとした死亡保障を準備しておいた方がいいでしょう。住宅ローンはご主人名義であれば、奥さんが亡くなってもローンがなくなりません。遺族年金も少ないですし、収入は減るのに生活費などの支出は増えるかもしれません。
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死亡保障額グラフ
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医療費の自己負担は、1日1万円が目安に
 医療保険選びのポイントはどこですか。
藤川 70歳未満の健康保険の被保険者の場合、一部を除いて医療費の自己負担は3割です。例えば1カ月間で100万円の医療費がかかった場合は、30万円を自分が負担することになってしまいます。
 かなりの金額ですね。もし、その治療を継続する場合は、高齢者はもちろん現役世代でも厳しいと思います。
藤川 そこで一定の自己負担額を超えて医療費を支払う場合には、高額療養費制度という緩和措置が用意されています。所得額によって違いがあるのですが、一般所得者(月に約53万円までの所得の場合)は月額8〜9万円の医療費を自己負担すれば、あとは健康保険が負担してくれるのです。こうした公的保障をふまえると、1日3千〜6千円くらいの保障が得られればいいことになります。ただし、実際には保険外の負担もありますので、入院日額1万円の医療保障を選んでおきたいですね。
銀行窓販も開始され、身近になった保険商品
 インターネットで契約できる保険も増えてきましたね。
藤川 契約者と保険会社が直接やりとりするダイレクト保険ですね。資料も手軽に取り寄せられて割安感があることが特徴です。ただ、契約内容に関しては細部まで自分で選択・決定する必要があります。
 身近な金融機関である銀行窓口でも保険商品が販売されると聞きました。
藤川 銀行窓販で注目されているのが変額年金保険です。これは積み立てた金額を運用し、運用成果に応じて年金を支払うというもの。運用成果次第では受取額が減る可能性もありましたが、現在は原資や年金総額が保証されるタイプが主流になっています。
 投資から保険まで、今日のアドバイスを聞いていて、自分の暮らしとお金についてもっと考えないといけないなと思いました。ありがとうございました。
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ダイレクト保険 ―保険は自分で選ぶ時代―

 インターネットや電話などを活用して、契約者が保険会社と直接やりとりして保険に加入するケースが増えています。代理店を通さないダイレクト保険と呼ばれているもので、代理店コストがかからないため、保険料が割安になったり、同じ保険料でも保障内容が充実している場合があります。契約内容や注意事項などは自己の責任でしっかりと把握し、入院日額や1回および通算の入院限度日数、免責事項などで不明点があれば積極的に問い合わせてみましょう。


個人年金保険
―低金利では変額型がおすすめ―


 変額型個人年金保険は一定の年齢から受け取れる年金保険です。低金利下で個人年金保険に入るのであれば、運用成果が決まっている定額型の個人年金保険より、運用実績によって年金額や解約返戻金が変わる変額型の個人年金保険を選ぶのもよいでしょう。
※本特集に掲載の各商品等には、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれがあります。また、各商品の購入・運用・解約の際には所定の手数料や費用がかかる場合があります。リスクや手数料等は商品ごとに異なりますので、該当商品等の契約締結前交付書面や目論見書等をよくお読みいただき、内容をご確認ください。

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