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- アルツハイマー型認知症
- 認知症の中でもっとも多い。脳全般が少しずつ萎縮(いしゅく)するのが特徴。初期の症状として、もの忘れが出ることが多い。加齢による生理的なもの忘れの場合、忘れたことを認識しているが、認知症の場合はあまり認識していない。
アルツハイマー型認知症の初期には、同じことを何回も言ったり聞いたり、物をしまい忘れたり置き忘れたり、ガス栓や蛇口の閉め忘れが目立ったりする。
病状が進むと、薬の管理ができなくなったり、きちんとした服装ができなくなったりする。さらに進むと、家のトイレの場所や、家族がわからなくなったりする。
- 脳血管性認知症
- 脳の血管が詰まる脳梗塞(こうそく)や脳の血管が破れる脳出血が起きた部分の脳の働きが悪くなって起こる。詰まったり出血したりした場所により脳の限られた部分に障害が生じ、できることとできないことが「まだら」状態になることがある。
気付かない間に小さな脳梗塞が何回か起こる「多発性脳梗塞」により起こる場合、症状が階段状に進行することが多い。
脳血管性認知症と、アルツハイマー型認知症を併発している人もいる。
危険因子は高血圧症や糖尿病、高脂血症、喫煙、過度の飲酒など。
- レビー小体型認知症
- 「レビー小体」は、もともとはパーキンソン病患者の中脳の中にたまった異常な構造物のこと。レビー小体型認知症の患者の脳では、これが大脳皮質にもある。
もの忘れの症状もあるが、「赤い服を着た女の子が見える」など、実際にはないものが、ありありと見える「幻視」が起こることが多い。気分や態度の変動が大きく、興奮状態と無気力状態を1日のうちで繰り返すこともある。
加えて、パーキンソン病のように、体が硬くなったり、歩行が困難になったりといった運動障害が起こる。このため、転倒などで寝たきりになる危険性が高い。