| 包丁が舞い、 鍋が踊る!! |
![]() |
ブロードウェイが驚いた。 コリアン・ビート・ パフォーマンス初来日!! |
◇韓国的伝統とモード共存 プロデューサーソン・スンファン氏に聞く
伝統と現代を融合した「NANTA」。誕生のいきさつなどをプロデューサーで、韓国の有名俳優でもある宋承桓(ソンスンファン)氏に聞いた。
――NANTAの発想はどこから?
数年前、欧米で言語を使わないパフォーマンスが流行しました。アジアではその試みがなく、ぜひ自分で挑戦してみたかった。もともと韓国の演劇を世界市場に送り込むためには言語の壁をどうにかしなければ、とも思っていたのです。
韓国の子どもは、お母さんが包丁でまな板をトントントンとたたく音を聞いて育ちます。その音と伝統音楽サムルノリが頭の中で結びつきました。台所にはたたくものも多いですし。
――伝統芸能サムルノリとの違いは。
サムルノリは伝統的な4つの楽器を使います。それがキッチン用品になっただけで、基本的なリズムはそのまま。ただBGMが流れているシーンでは、リズムをそちらに合わせていることも。出演者はみな舞台俳優で、オーディションの後に特訓しました。
――難しい点はどこにありますか。
まず台所で起こりうるあらゆる場面を想定してストーリーをつくっていったのですが、音とドラマのバランスがなかなか取れなかったですね。サムルノリは、ただ楽器をたたけばいいというわけではありません。メンバーの調和を持たせるために、絶え間なく練習を続けなければなりません。
――日韓の文化交流が盛んになっています。今まで日本に来た韓国の芸能とどこが違いますか。
韓国的伝統とモードの共存という点ですね。若者が西洋的な現代文化の影響を受けている点は、韓国も日本も共通しています。現代的な手法を使いつつ、伝統的な文化の違いをアピールする。そうした方法は日韓双方の若者に共感を呼ぶことができるのではないでしょうか。若い人だけでなく、伝統を十分生かしているという面でお年寄りも一緒に楽しめる。それが「NANTA」です。
「NANTA」に対するご質問。
E-mail : NANTA@emb.asahi-np.co.jp