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舞台は韓国の伝統楽器の演奏からスタートした。どこかなつかしい韓国伝統の「サムルノリ」のリズムに身をゆだねていると、舞台はキッチンに一転。登場するのは、4人の料理人と1人の支配人。支配人(キム・カンイル)に、6時までに宴会用のディナーを作るように命じられた料理人たちは、「サムルノリ」の強烈なビートに合わせて料理をスタートする。
「ナンタ」とは、韓国語で「乱打」を意味するというが、その名の通り、料理人たちは包丁で野菜を刻みながら、モップで掃除をしながら、鍋をかき回しながら、ありとあらゆる台所用品を打ち鳴らしリズムを刻み続ける。
はりきりすぎの料理長(キム・ウォンヘ)、気の強い女性コック(ソ・チュジャ)、先輩風を吹かすコック(ユ・スンヨン)に使えない新人アシスタント(ホン・サンジン)という面々だけに、料理の進行はしばしば停滞。さぼったり、ケンカしたり、仲良くなったりというストーリーを、役者たちはコミカルなボディーランゲージで完璧に伝えてくる。時々おりこまれる片言の日本語のセリフも効果的で、会場は何度も爆笑に包まれる。
 
モップと泡立て器で対決する「カンフー」、一糸乱れぬ「千切りパフォーマンス」、4人の呼吸がピタリとあった「皿投げ」など、サーカス顔負けの荒業が次々と繰り出されるステージは、迫力満点で目が離せない。
観客参加型の演出は「ナンタ」の大きな魅力のひとつだが、今回は今まで以上に観客が参加する場面が多い。観客を舞台に上げての結婚式や観客を2つに分けてのギョーザ勝負で、いやがおうでも会場全体は一体感に包まれる。
途切れることのないリズム、迫力のパフォーマンス、随所に散りばめられた体を使ったギャグ。世界を沸かせた「ナンタ」が、あなたの心を乱打するのは、もうすぐだ。
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| 公演の後開かれたサイン会にできた長蛇の列。迫力のパフォーマンスを見せてくれた役者たちの気さくな素顔に触れられるひとときだ。3回目、4回目というリピーターが非常に多い。 |
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