中村 非常に多く寄せられる質問の一つです。検査の間隔は、がんの進行スピードや再発しやすい時期を考慮して決めます。たとえば乳がんの場合、一般に術後2〜3年以内に再発しやすく、それを過ぎると徐々に再発の可能性が低くなるので、検査の間隔も6カ月に1度、1年に1度と長くなっていくのです。それ以上、検査の回数を増やしても、再発・転移の発見にはあまり影響がありません。ただし10年、15年と長きにわたる経過観察が必要です。検査値に一喜一憂し、いつも病気のことを考えてしまうのもよくありません。私はよく患者さんに、「病院に来るときだけ、病気のことを考えたほうがよい」と話します。気持ちを外に向けて、普段はがんのことを忘れているぐらいでよいのです。 |