2011年は、世界中の子どもたちにたくさんの夢と感動を与え続けるウォルト・ディズニーの生誕110周年にあたる。この記念すべき年に、ディズニーを代表する人気キャラクターの「くまのプーさん」が、なんと35年ぶりにスクリーンに帰ってくる。しかも、完全オリジナル作品とくれば、ファンの期待はいやが上にも高まってくる。そこで公開に先立ち、かねてから親子でディズニー映画のファンという黒田知永子さんと大橋マキさんに、映画「くまのプーさん」の魅力や楽しみ方についてお話いただいた。
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――まず、映画の感想を聞かせてください。 実は私はA・A・ミルンの原作の童話『クマのプーさん』の大ファンで、E・H・シェパードによる挿絵も大好きなんです。私がイギリスに留学していた時、両親がコッツウォルズを回ってきた際のお土産として、あの挿絵のフォルムそのもののプーさんのぬいぐるみをプレゼントしてくれたんです。足が短くてお腹がぷっくりとしていて背中がおばあちゃんのようにまあるくて、とってもかわいかったので、滞在中はずっと同じ部屋で過ごし、今でも私の宝物です。 ――イギリスの森の雰囲気はいかがでしたか。 私5カ月、アロマテラピーの勉強のためにイギリスの田舎に滞在しましたが、イギリスの森は本当にあんな感じなんです。草原で寝ころんでいると、突然うさぎの赤ちゃんがどこからともなく出てきたり、振り向くと生け垣の下でハリネズミが寝ていたり……。時間の流れも本当にゆっくりとしていて、人間も動物もみんなが静かに毎日を過ごしているという感じなんです。少し歩くと13世紀の建物がまだ残っていたりして、とても素敵でした。映画でもプーさんと仲間が暮らす森では時間がゆっくり流れていましたよね。まさに、「これぞ、イギリスの森の情景」と思いました。 |
![]() おおはし・まき/神奈川県出身。フジテレビアナウンサーを退職後、英国に留学。植物療法を学ぶ。IFA認定アロマセラピスト。6年間、アロマセラピストとして病院で活動後、現在はオリジナルブレンドアロマ「aromamora」をプロデュース、調合。近年はアロマ空間デザイナーとして、イベント、コンサート、ショップなどで、香りのある空間づくりに取り組むほか、国産精油による地域振興にも力を入れている。 |
――大橋さんはアロマテラピーの専門家でもいらっしゃいますが、映画には“癒し”の効果はありましたか。

もちろん、たっぷり癒されました! かわいいいたずらを考えたり、ちょっとしたことを深刻に考えて右往左往するプーさんと仲間たちを見ていると心が和みますし、その後の展開もとにかく面白いのでクスクス笑って楽しい時間を過ごすだけでも十分癒されます。
また、背景の森や自然の風景の画がとってもきれいでリラックス効果は抜群ではないでしょうか。それに、手描きのタッチがなんともいえない。今は技術が発達して3Dなどの映画も出ていますが、あのプーさんのほっこりとしたたたずまいは手描きならではの魅力ですよね。縁側に座ったおばあちゃん的なプーさんの雰囲気に大いに“癒し”を感じました。音楽もやさしい感じの映像にぴったりで素晴らしかったです。
映画を楽しんだ後には、カモミールティーにハチミツとミルクをたっぷり入れて飲めば、完璧な“癒し”のフルコースになること間違いなしだと思います。

――好きなキャラクターは。
もちろん、プーさんは絶対ですよね。この子がいてくれるだけで何事もまるく収まりそうな感じがします。あとはティガーの空回り具合も最高に楽しいですよね。空回りしているけれども、とりあえず前向きでポジティブな感じいいですよね。イーヨーの後ろ向きな発言もなんだか面白いし、ほかのキャラクターたちも「なんかこういう人いるなあ〜」と人間界にも重ねられるのでみんなに親近感を持ってしまいます。

――お気に入りのシーンは。
クリストファー・ロビンの残した置き手紙から、彼が「怪物スグモドル」に連れて行かれたなどと、プーさんと仲間たちがみんなで集まって勝手に妄想を膨らましているシーンが一番好きです。「ティガーのシマシマ模様も盗まれてしまう!」なんて突拍子もない発想をして怖がったりして本当にかわいらしいと思いました。
子どもの頃ってお化けや怪物なんかを想像して勝手に怖くなったりしていましたよね。あのシーンを見ながら、うれしいことも悲しいことも怖いことも全部想像で膨らませていた子どもの頃のことがすごくなつかしく思い出されました。確かに3歳になる娘もプーさんと仲間たちのような発想をしていることにも気づかされ、「想像するって素晴らしい!」って改めて感じました。

――この映画は、どんな方におすすめでしょうか。
なんといっても、お子さんがいるご家族にみんなで見ていただきたいですね。大人も子どもも楽しめるのはディズニー映画の魅力。私もプーさんたちの言葉のやりとりを楽しみながら、笑いながら見ました。本のページをわくわくしながら一緒にめくる感覚で楽しめる映画です。思わず笑ってしまう場面がふんだんに入っていて、つっこみどころ満載。それでいて、温かい安心感がある。親子のつながりを深めるのには最高の作品だと思います。
のんびり屋でくいしんぼう、はちみつが何より大好きなプーさんは、いつものように腹ペコで目覚めます。自分の家のはちみつが底をついていたことを知り、はちみつを求めて家を出ます。100エーカーの森にはティガー、ラビット、ピグレット、カンガ、ルー、イーヨー、そしてクリストファー・ロビンらお馴染みの仲間たちが勢ぞろい。
でもイーヨーが尻尾を無くしてしまって元気がありません。クリストファー・ロビンの提案で、「イーヨーのしっぽを探すコンテスト」をすることになったプーさんたち。みんなイーヨーの尻尾の代わりになるものを色々と集めてくるのですが、どれもしっくりきません。
そんな中、クリストファー・ロビンが書置きを残して居なくなってしまいます。そこには「でかける。いそがしい。すぐもどる」と書かれていたのですが、オウルがこの文を読み違えてしまい、“スグモドル”という名の怪物がロビンをさらった犯行声明だと思いこんでみんなに知らせたから大騒ぎに!
ただちに森の仲間たちが集結し、クリストファー・ロビンを怪物から救い出すための騒々しい探索がはじまります。ただはちみつを見つけようと出かけただけだったプーさんでしたが、なんとも忙しい一日になってしまったのです・・・。

スコットランドの「美しき青き高地」を舞台に繰り広げられる『ネッシーのなみだ(原題:The Ballad of Nessie)』は、ネス湖に住むフレンドリーなモンスターのネッシーと、彼女の親友でゴムのアヒルのマククワックが、ある原野を新たな住処とさだめて、そこに住みつくようになった経緯を描いた奇妙で色彩に富んだお話です。そもそも、この冒険のはじまりは、強欲な土地開発業者マクフルーグルがネッシーの住処の真上に大きなミニゴルフ場を作ろうと決めたことに発したものだったのです。










