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フォーカス立教

2013年5月13日掲載

東日本大震災後、学生が立ち上げた復興支援団体「Three-S」。その活動のひとつとして、震災の後「何かしたくてもできなかった」と感じている学生に、復興支援活動に一歩踏み出す手前の「ゼロ歩目」を経験してもらおうと、被災地の視察・交流、ボランティアを行う「ZeRoバスツアー」を主催しています。

プログラムは、事前学習会と1泊2日の現地見学および現地の方との交流会、終了後のフィードバックが一連の流れです。Three-Sメンバーの学生は、バスや宿泊先の手配、現地の見学ルートや交流先などの下見や交渉にあたり、初めて現地を訪れる参加者の心の動揺にも配慮しながら、事前・当日・事後と、きめ細かなフォローを行っています。

2012年春の計画当初はThree-S内からも、「ツアーという形で現地を訪れるのは時期尚早では?」と懸念する声が上がりました。しかし、1年足らずで震災に対する人々の意識の風化が進むなか、「どうにかしたい」思いは強く、「現状を見て知ってもらう意義」で意見が一致したといいます。

結果、昨年6月と11月に実施したツアーには55名が参加、石巻・松島と陸前高田市を訪れました。6月には立教新座高等学校の3年生4名も参加し、この経験も高校独自の支援活動につながっています。また、参加した学生がThree-Sに入って一緒に活動を始めるなど、支援の輪も着実に広がっています。

「震災後2年たっても、まだ復興は始まったばかり」とThree-Sのメンバーたち。今後も長期的な活動を見据え、「現地とのつながりを育んでいきたい」と話しています。

『立教学院NEWS』Vol.12より

立教大学復興支援プロジェクト学生支援局
Three-S(Support Station by Students)

立教大学コミュニティ福祉学部で立ち上げられた「東日本大震災復興支援プロジェクト」の企画を契機として5名の学生が発起人となり、2011年6月に発足。「現地に行かなくても出来る支援」を中心に、「都内在住避難者訪問支援」「石巻焼きそば販売支援」「写真展」など多彩な復興支援活動を行っている学生団体です。2013年4月現在のメンバーは128名。第3弾の「ZeRoバスツアー」を5月1日・2日に実施しました。「ZeRo」バスツアーは今後も継続していく予定です。