一ノ瀬 言語科目のカリキュラムについてですが、運用能力を鍛える科目は1年次から4年次まで、必修、選択織り交ぜて豊富に設置されています。いずれのクラスも少人数で展開しますが、例えば、1年次の英語のコミュニケーションスキル科目は、1年間にわたって定員6名で指導します。他の言語も、スキル系科目は全て10名前後の少人数クラスになります。
こういった言語学習システムによって、英語に関しても、他の外国語に関しても可能な限り高度なレベルまで学生の運用能力を伸ばしていきます。しかし、ただ外国語が出来るといったことでは不十分です。英語を例に取れば、「英語を」話すではなく、「英語で」何を語るのかが問題なのです。そのためには普段使い慣れている言語で論理的な思考がしっかりと出来るのか、わかりやすく物事を説明することが出来るのかが大前提です。その意味で、本学部では日本語の運用能力の向上にも力を入れていきます。
カプリオ 新学部では、言語科目以外で、英語で行われる授業もあるわけですね。そういったところで、「英語を」ではなく「英語で」学び、考えていくことに慣れ親しんでいってもらいたいですね。
一ノ瀬 そのためには実践的な語学力が必要になりますが、1年次の語学プログラムに加えて2年次後期の一学期間、全員が履修する海外留学研修を最大限に生かして、生きたことばに触れ、さまざまな文化を体験することで応用力のある語学力を身につけてもらいたいと思います。
カプリオ 海外留学というのはとても貴重な体験ですね。これはもちろん、教室内で終始しがちな従来の日本の言語教育の欠点を改め、運用能力の飛躍的な向上を図るという点で大きな意義があります。しかし同時に、異文化を肌で感じて学ぶという意味でも、非常に重要なプログラムです。私自身、学生時代に留学していなければ、今日本にはいないでしょう。