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若者の群像

2013年5月13日掲載

あっという間に4年間の大学生活が終わり、私は2013年3月に卒業を迎えることになりました(執筆時)。これまでの4年間を振り返ってみると、私の留学生活は、私の選択であり、夢でもあり、毎日が挑戦そのものだった気がします。実は私は「日本の大学で社会学を勉強しながら、自分の世界を広げたい」という単純な理由で、日本への留学を決めました。その夢のために高校を中退し、一人で日本語を勉強しながら留学の準備をしました。そして、立教大学社会学部現代文化学科に入学することができたのです。

  • ゼミにて伊豆大島の問題について会議(左が筆者)

最初は、一人暮らしや日本人との付き合いや日本語で授業を受けることなどすべてが初めてで、サバイバルのような毎日を過ごし、挫折したこともたくさんありました。しかし、社会学の講義を受けながら、社会問題に関心を持ち、自分なりに深く考え、レポートにまとめる作業がとても楽しく、自分が留学を選択したのは間違いではなかったと思うようになりました。3年次の専門演習・フィールド演習(ゼミ)では、研究テーマが伊豆大島で、実際に伊豆大島に行って、地元の方々にインタビューをしました。ゼミ生16人で島の活性化のために、「伊豆大島で女子会をしましょう」という企画を考え、たくさんの専門家を巻き込んでフリーペーパー『Girls×Izu×Oshima』を作り上げた時は、現代文化学科に入って良かったと改めて思い、とても有意義な学びだったと感じました。

  • ゼミで伊豆大島をプロモーションする
    写真展を行ったときの様子

私は大学での4年間、「毎日新しいことに挑戦しよう」という意識を常に持ち、さまざまなことに挑戦してきました。大学の勉強だけではなく、それ以外の社会でさまざまな人と会い、さまざまな経験をすることで社会をより深く学べると思ったからです。

私は、先生の推薦でNPO団体でのインターンシップに参加しました。そこでは途上国の子どもたちのために絵本を作り、日本の小学生に途上国の話をするなど、国際ボランティア活動を行いました。当時、国際社会やNPO関連の講義を受けていた私は、理論だけではなく実際にNPOに参加することで、途上国の実態やNPOの役割についてより深く理解することができました。また、キャリアセンターの推薦で、BS放送局でもインターンシップを経験しました。就職活動を控えた大学3年次に、「日本で働くとは何か」「本当の日本の社会はどうなっているのか」と悩み続けていた私は、この経験から日本の政治や経済について知ることができ、また、社会人の方と共に働くことで、仕事に対する態度や価値観について改めて考えるようになりました。

  • 手書きのエントリーシート

私は2013年の4月から日本で社会人として働きます。日本への留学の次に、私の夢であった日本で仕事をすることがかなえられたのです。もちろん、日本での就職活動は大変でした。毎日リクルートスーツを着て、大学へ行き、授業と就職活動を両立することは想像以上につらいことでした。日本語はもう問題ないと自信をもっていた私でしたが、日本人と同じように、エントリーシートを書き、面接を受けることはなかなか難しく、悩むことばかりの毎日でした。しかし、就職活動は初めて自分としっかり向き合い、自分を知るきっかけにもなりました。

立教での4年間は私にとって、毎日が新しい挑戦であり、大切な宝物でもあります。4年間の留学生活で、自分で考え行動する力を身に付け、自分を成長させることができました。

これからの新しい生活は楽しみであり、同時にたくさんの不安もありますが、立教で学んだことを生かして、社会人になってからも毎日学び、挑戦し続け、社会人としての新しい日本の生活を頑張っていきたいです。

雑誌『立教』第224号より