子どもが生まれて二子玉川に足を運ぶ回数が増えたという、イラストレーターのローガン・ハザードさんとシンガーの悠(はるか)さん夫妻。「にこたまは、自然や子育て世代向けの施設が充実しているから、プライベートタイムを家族で過ごすのにちょうどいいんです」。1歳半になる建人(けんと)君は生後7ヶ月から、にこたまのベビースイミングにも通っているそうだ。
「僕にとって住む環境はとても重要」というローガンさんは、日本在住11年になる。父親が軍人で、アンカレッジ、パリ、シュツッガルトなどベースを転々としたため、故郷と呼べる街がない。16歳から25年間住んだN.Y.は、「アートの発信地としては刺激的で大好き。ただ住むには治安が…」。怖い経験もたくさんした。「日本は安全で、きれいでとても暮らしやすいです。人も優しい」。でも、ジャズを歌うはるかさんは、逆に海外に住んで刺激が欲しいのでは?「どこにいてもベストを尽くせば、やりたいことはできるから、海外に住むことに憧れ的な思いはないんです。むしろ、子育てする環境は日本、という思いが強いかな」。
N.Y.在住時に、アーティスト黒田征太郎氏と知り合い、そこから広がった縁でローガンさんは日本に住むことになった。来日以前から日本語を独学していたものの、「入った広告会社は英語を話せる人がいなくて、最初の1年は語学不足で本当に辛かった」と振返る。3年後フリーに。現在は、日本語を上手に操り、国内外の広告や雑誌のイラスト、キャラクターデザインを手がけるなど、多岐にわたり活躍している。知人のホームパーティで知り合った悠さんと結婚、2人に似た、愛らしいベビーも誕生。ローガンさんの日本でのルーツに一つ、また一つと歴史が刻まれた。
「子どもの存在で、目の前の世界がパワフルに広がりましたね」「全く知らなかった世界がバーンと現れた感じ」と2人。忙しいながらも、家族の時間をより意識し、大切にするようになった。
歩き始めて、何にでも興味を示すようになった建人君、にこたまの川べりで花や虫を見つけてはしゃがみこむ。キッズ施設では自分より大きい子に圧倒されつつも、マイペースにエンジョイ。のびのびと育っている。同じ世田谷区に住んでいるが、川と森と子どもの遊び場が整っている二子玉川は、家族にとって充実した時間を過ごせるところ。場所によっては愛犬タイニーも同伴だ。
「悠と建人とタイニーがいない人生なんて、本当に無意味!」と力強く言うローガンさんに家族が寄り添う姿が、とてもハッピーですてきに映った。
ローガン・ハザード:クラシックな技法の油絵を得意とし、微妙な彩色のセンスで美しくポジティブなイメージを描き出す。
コンピュータグラフィックアートをこなす傍ら、大学で講義をおこなっている。 アメリカ、バージニア州生まれ。Art Student’s League(N.Y.)、The School of Visual Arts(N.Y.)、Empire StateCollege(N.Y.)で学ぶ。Eric Fischl、David Salle、Tom Wesselmanなどの著名なアーティストのスタジオでアシスタントを経てフリーに。 N.Y.、東京、香港など各地で個展の経験がある。1997年来日、現在東京在住。
悠・ハザード
古今洋楽ロック&ポップス、あらゆる音楽を聴いて育つ。音楽と映像と本で、独学にて英語を習得。透明感のある独特なハスキーボイスで、愛すべきスタンダードジャズを中心に歌う。8月に初のアルバムをリリースする。ギタリスト小畑和彦さんとのduoでタイトルはAll of Me。http://www.harukarma.com/







