本町小のホームページは、同校の沿革や概要を検索できる「全校朝会」、学校行事や教職員のプロフィールを紹介する「朝の会」、1年生から6年生までの様々な授業内容を“参観”できる「授業中」、子どもたちがつくった横浜の観光紹介やイラストを展示する「休み時間」などに分かれている。
 同校の教職員はすべて自分のパソコンを所有している。ホームページには、各先生のメッセージやe−mailのアドレスが紹介され、児童や父母が自由にアクセスができる。子どもたちの作品は、自作の詩の朗読や作文、イラストなど各人の表現をそのまま載せているといったスタイルをとったものが多い。その自由奔放さが校風を伝えているようだ。
 「インターネットは、子どもたちの『教室』を拡張する」と、壹谷校長はいう。例えば6年生の社会科のページに、同校の近くに銅像がある幕末の大老、井伊直弼についてのページがある。日米通商修好条約に調印した開国派、安政の大獄の首謀者という人物像を6年生なりにディスカッションし、e−mailに意見を募っている。「すると、日本史を研究している大学教授や、井伊の地元、彦根の方たちも意見を寄せてくれました。子どもたちだけの時より視点が多角的になり、大きな広がりを持つ議論になる。世の中には様々な立場、様々な意見があることを学んだようです」
 どんな形でも自分たちのページに何らかの反響があるとき、子どもたちは「ネットの楽しさ」を実感する。

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