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専門家を一つのチームに統合
効率的できめ細かい医療を実現
我が国は急速に超高齢化社会が進行しており、健康であり続けるという観点から予防医学が重要視され始めている。その一方で、障がい者の増加と超高齢化に伴う病気の重度化・複雑化などの問題も顕在化してきている。「チーム医療」は、こうした社会的要求を先取りした、「安心・安全・良質な医療」を提供するためのキーワードとなっている。
具体的には、病院で働く医師、看護師、薬剤師、栄養士などの専門職がそれぞれの専門知識を生かし、協力して患者治療にあたる。従来の縦割り医療に大きな変革をもたらし、すでに臨床現場で日常的な取り組みとして定着しつつある。
その領域も、がん化学療法、感染制御、緩和ケア、褥瘡(床ずれ)ケア、脳卒中・糖尿病・腎臓病、経腸栄養などと幅広く、あらゆる場面でチームの活動が展開されている。とりわけがんの治療と緩和ケアが多い。
コミュニケーション能力と
人間性を備えた人材の養成を
チームワークの良い病院は、治療成績が向上するだけでなく、医療事故の公表、カルテの開示、診療内容の説明なども患者の立場に立って行われる。21世紀の医療を担う、こうした人材のニーズはますます増える一方だ。
「チーム医療」は、専門職ごとに、それぞれの領域で役割と責任を果たすことで成り立つ。人の命を預かる医療従事者は、お互いの独自性を率直に認め合うことが必要なため、コミュニケーション能力の高い人材が求められる。
また、これからの専門スタッフは、病院内にとどまらず、地域社会での活動も欠かせない。そのため、高度な医療知識や技術に加えて、人間としてより豊かな教養と品性を備えることがポイントになってくる。
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