バランスのとれた食生活を指導 予防医学・治療分野で重要な位置づけ
管理栄養士は女性の多い職業として定着しており、95%を占めている。「食」に関わる専門家として、健康を改善・維持するためのバランスがとれた食生活を指導する。 なかでも病院の管理栄養士は、患者一人ひとりの栄養状態を把握し、症状に応じた献立を考えることが不可欠。栄養不良が進行すると、手術や外傷、褥瘡(床ずれ)などによるキズの悪化や合併症、免疫力の低下による感染症、筋力低下による日常生活の困難などが起こり、治療効率がダウン。入院生活も長引くことになる。 こうした問題に対処するため、近年、栄養サポートチームの重要性が叫ばれている。医師、看護師、管理栄養士、薬剤師などの専門スタッフがチームを組み、それぞれの知識や技術を出し合い、最良の方法で栄養支援をする。管理栄養士は、必要量や摂取量を評価し、食事を調整して提供する役割を担う。 そのほかにも活躍のフィールドは幅広く、病院や施設、学校・企業などでの栄養管理・栄養指導、行政や地域での栄養調査・健康づくりの支援などがある。 管理栄養士になるには、高校卒業後、管理栄養士養成施設・課程(4年制。大学、専門学校など)を修了して栄養士免許を得た後、管理栄養士国家試験を受験し、合格するか、栄養士養成施設(2年以上)を卒業して、栄養士免許を得た後に一定期間(1年から3年)栄養の指導に従事することが必要である。