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作業療法士
障害者に寄り添いながら、人間性の回復をめざす  

作業療法士は、心身に障害を持つ人に対して、入浴や食事など日常の作業活動を活用することで、機能の改善 や維持を図り、社会復帰を促す。患者の残存能力を生活にどう役立て、生きていく意志を引き出せるか…。よき相 談相手として、精神面を含め生活そのものを全面的にサポートするため、人間性の問われる仕事である。

作業療法士 日常の作業活動を通して自立を支援する

幼児から高齢者までその人らしい生活を

病気の治療だけではなく、人間性の回復をめざすまでが医療の役割、といわれている。日常生活に密接したリハビリテーションを担う作業療法士は、多様化する社会の医療・保健・福祉ニーズに対応する専門職として期待されている。

作業療法士の対象となるのは、身体的障害、精神的障害、発達的障害、老年期特有の障害を持つ人などで、小児・身体・精神・老年期の4つの領域がある。医療をはじめ保健、福祉、教育・職業と幅広い分野で展開しており、子どもから老人まで、生活の作業活動に障害を持つすべての人に関わる。

仕事の内容は、食事・衣類の着脱・洗面・入浴などの日常生活の基本的な活動や、買物・掃除・人との交流・余暇活動・職業などのより社会的な活動を行う力を回復させるための支援をする。

チーム医療の要として理学療法士や言語聴覚士と連携

作業療法士によるリハビリテーションは、チーム医療のなかで、理学療法士や言語聴覚士との連携によって基本的な能力を回復した人に対して行われることが多い。

具体的な活動としては、(1)生活 的活動(食事、更衣、排泄、入浴、衛生などの自己管理、起居、移動・移乗、物品・道具・遊具の操作、家事、安全・金銭・健康などの生活維持管理)、(2)創造的活動(手工芸、芸術、園芸など)、(3)レクリエーション的活動(運動、遊び、スポーツ、ゲームなど)、(4)職業・学習的活動(書写、計算、パソコンなど)、(5)生活圏拡大的活動(公共機関・一般交通の利用、社会資源の活用)などがある。

 職場としては一般の病院、精神 病院、高齢者保健施設・小児保健施設、在宅介護支援センター、リハビリテーションセンター、福祉事務所、養護学校などがある。

作業療法士になるには、高校卒業後、作業療法士養成校(大学4年・短大3年、専門学校3年〜4年)を卒業した後、国家試験に合格することが必要である。

義肢装具士 研究・開発分野への参加も期待される

 医師の指示のもとに、患者一人ひとりの身体にあわせて、「義肢(義手や義足)」や「装具(ギプス、コルセット、松葉杖、車椅子など)」を製作、適合、装着させる。こうすることで日常生活が支障なく送れるようにし、社会参加を積極的に促していく。また、研究や開発も重要な役割の一つだ。

受験資格

高校卒業後、文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣指定の養成施設で3年以上、必要な知識および技能を修得した人。

社会福祉士 わが国の福祉分野で最初の国家資格

高齢者や障害を持つ人、退院後の患者やその家族が安心して日常生活が送れるよう、福祉に関する相談に応じ、支援を行う社会福祉の専門職。多様化する福祉サービスを有効利用できるよう、他の専門職との連携による福祉ネットワークづくりのコーディネーター役として幅広い活躍が期待されている。

受験資格

2009年度から取得方法が変更される。ルートは多種あり、(1)福祉系大学(4年)または一般大学で指定科目を履修し卒業した人、(2)福祉系短大(2年〜3年)などで指定科目を履修し、卒業後2年(3年制は1年)以上の実務経験を積んだ人。

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