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大学力

大学が社会を更新する 特集大学2015

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特集大学

甲南女子大学

米田詩織さん吉川芽育さん
甲南女子大学の大学力Message & Topics

学園創立以来、95年の歴史を誇る甲南女子大学。「まことの人間をつくる」を建学の精神に、教養と品格を備えた女性を育成してきた。近年は看護リハビリテーション学部や総合子ども学科など、社会に役立つ実践的な学部・学科を設置。国家試験合格率や就職決定率でも大きな実績を上げている。

在学生との交流が魅力のオープンキャンパス
8/14(金)15(土)・9/6(日)・11/22(日)開催

甲南女子大学のオープンキャンパスは、来場者と学生スタッフが気軽に交流できる機会を大切にしています。
「コンシェルジュによるキャンパスツアー」や「在学生との懇談」はその代表例。“等身大の甲南女子大生”との触れ合いから、大学の“実際の雰囲気”を身近に感じることができると好評です。

その他、体験授業や学科イベント、入試・学科に関する個別相談にランチ体験など、ニーズに応じた多彩なプログラムにも注目。神戸が一望できる立地・眺望も本学ならではの魅力です。スクールバスの無料運行もあり!ぜひお気軽にご参加ください。

受験生応援サイト<CLOVER>はこちら

いつの時代も変わらず、志の高い女性を育成する

松林靖明学長
松林靖明学長

甲南女子大学の歴史は1920(大正9)年に開校した甲南高等女学校に始まり、その後、変遷を経て、1964(昭和39)年に甲南女子大学を開学。2020年には学園創立100周年を迎える。現在では、学生たちが望む未来を実現できる力を身につけられる豊かな環境を整備。多様な領域をカバーする総合大学として、3学部10学科の学びの場を擁する。

「本学は『まことの人間をつくる』を建学の精神として、品格、国際性を備え、社会に貢献する高い志を持つ女性を育成してきました」と松林靖明学長。近年は、直接社会に役立つ人材育成が大学教育にも求められる時勢を的確にキャッチし、改革にも着手。専門能力を有する自立した現代女性を育成する総合子ども学科(2006年)、看護リハビリテーション学部(2007年)を設置した。「結果の一つとして、医療人や教育者を志す『意識の高い』学生がさらに増え、他学科の学生の意識や学力向上にもつながった。この改革で、キャンパス全体にもたらされた相乗効果は相当なものです」(松林学長)

松林学長は新入生向けに「学長とトーク」というユニークな授業を設け、毎回10人ほどの学生と対話を実施していることでも知られる。「学生から本学での学びや、将来の目標を聞くことはもちろん、自由で快活な学生生活を満喫するために必要な本学の教育理念を伝えるよい機会になっています」。また各学科における専門知識や高度なスキルの修得とならび、現代の知識基盤型社会で求められる①基礎力(言語、数量、情報スキルなど)、②思考力(問題発見、課題解決、論理的思考力など)、③実践力(自律的活動、人間関係形成、社会参画力など)の育成にも注力。これら三つの力を「21世紀型実践能力」と位置づけ、初年次の授業や学習サポートシステムに反映している。女子大ならではの“面倒見の良さ”も相まって、学生一人ひとりの潜在能力は、1年次から存分に引き出されていくはずだ。

看護実践力を習得
臨地実習で看護の実際を体験


最新の機器・設備で現場で生かせる技術を習得

甲南女子大学の看護リハビリテーション学部は2007年に開設され、2016年には10年目を迎える。同学部看護学科で取得できるのは看護師のほか、保健師、助産師などの国家試験受験資格、養護教諭一種免許状(選択)などがある。特に看護師国家試験の合格率は、学部開設以来「100%」を幾度となく達成している※。この結果を保持してきたのは、豊かな人間性と専門知識を身につけることはもちろん、「実践の場」を常に意識しながら看護師を育成してきたことも大きい。

カリキュラムでは1年次から専門科目を配置。4年間を通して、総論から各論へと系統立てて学べるよう整備している。日常的な援助技術から救急処置の演習まで、実践で生かせる技術を習得するため、学内に最新の機器・設備が完備されている。さらに生活者を理解する視点を大切に、近隣の医療機関と相互連携協定を結び、臨地実習を1年次前期から実施。「臨地実習には参加する学生3~8人に対して、本学の教員が1人赴き、一人ひとりの現場での学びをきめ細かく指導しています」と荒賀直子看護リハビリテーション学部長。このように看護専門職として責任を持ち、統合的にチーム医療を実践する力を身につける、徹底したサポート体制を整えている。

また、大学の使命である「品格ある女性の育成」を踏襲し、看護師としての心構えを学ぶマナー教育にも積極的だ。美しい立ち姿や言葉づかい、あいさつの仕方などもあわせて指導している。このように4年間で確かな知識や技術とともに品格を備えた卒業生たちが活躍する医療現場からの評価は高く、在学生に期待する声も多数寄せられている。

※看護師国家試験合格者数(いずれも新卒)
2010年度 受験者59人全員合格
2011年度 受験者70人全員合格
2012年度 受験者104人全員合格
2013年度 受験者83人中82人合格
2014年度 受験者100人中97人合格

Glocal グローカル ”な人間形成
国際看護を学ぶ新たな取り組み


荒賀直子
看護リハビリテーション学部長

看護の世界にもグローバル化の波が押し寄せる中、国際的に活躍できる看護師の育成にも手厚い。現在、国際看護を学ぶ新たな取り組みとして、教育理念に「グローカルな人間形成」を掲げている。グローカルとはグローバルとローカルの二つの言葉を組み合わせた造語。グローバルな視点を持ちながらも、地域の特性を考慮するという考え方や、足元を見つめて着実に地域に根差した仕事ができるという意味が込められている。「神戸市は国際都市と呼ばれ、多くの外国人が暮らしています。しかし彼らが入院した時、英語を話す看護師が少なく病院は困っているのが現状。そこで本学部では、2016年から医療現場で必要とされる英語力を身につけるための科目群を強化。TOEFL®の目標スコアも設定する予定です」と荒賀学部長。


国際的な看護の視点を養うナーシングスタディツアー

昨年度から新たな取り組みとして、イギリスのカンタベリークライストチャーチ大学で現地の学生たちと一緒に実践的な看護を学ぶ、ナーシングスタディツアーを開始。イギリスの医療や看護事情に関する理解が深められるよう、甲南女子大学だけのオリジナルプログラムが用意されている。2週間の研修期間では、多くの学びから自らのキャリアの方向性を見いだす。「文系大学として歴史ある本学が持つ豊かな文化財を生かした教養教育を基盤に、国際的な視野をも持ち合わせる、本学ならではの看護師を育てます」(荒賀学部長)。国際都市神戸にふさわしい看護職育成を目指すその取り組みに注目したい。

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