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大学が社会を更新する 特集大学2015

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特集大学

岡山理科大学

垣坂達行さん西俣美咲さん
岡山理科大学の大学力Message & Topics

フィールドワークから結果を得ていく面白さ

西俣 美咲 さん 生物地球学部生物地球学科4回生
西俣 美咲 さん
生物地球学部生物地球学科4回生

地元宮崎県で中学の理科教員になることを目指し、また興味のあった遺伝についても学びたくて生物地球学科に進学。学外に出かけて植物を採集し分析を行う、フィールドワークの楽しさを実感しています。野外調査と解析実験を進めてみないことには結果がわからない。そういった点が自然科学研究の面白さです。卒業研究では「オトコエシ」という植物の遺伝子や染色体数を解析し、地理的分布を調査。花の咲く秋ごろに行うフィールドワークが待ち遠しいです。

自分の力にもなる、科学の魅力を伝える活動

垣坂 達行 さん 理学部化学科3回生
垣坂 達行 さん
理学部化学科3回生

学内の「科学ボランティアセンター」に所属し、空気砲などの科学あそびや真空実験、また工作などを通し、主に子どもたちに科学の魅力を伝えています。実験で、結果を見せる前に子どもたちに「どうなるか」を考えさせるなど、教職に近い体験の中で“伝える力”も身についてきました。活動の中で現役中学教師と接する機会もあり、僕のように教員を目指す学生にプラスになることはとても多いです。大学内にこうしたセンターがあることはすごいことだと思います。

山村を漁村にすることができる「第三の水」を研究


好適環境水で満たされた水槽には、アジと金魚が泳ぐ(岡山理科大学内)

独自開発した「好適環境水」を使い、陸上で海の魚を養殖する—。工学部バイオ・応用化学科の山本俊政准教授の、前例のない研究が脚光を浴びている。「好適環境水」とは、海水の成分のうち海水魚が生きるために不可欠な最低限の物質を特定し、その最適濃度や比率を割り出す研究から生まれた「海水でも淡水でもない第三の水」だ。「水の精度を上げる研究は続いている。前例がなく参考論文もない環境で、失敗を繰り返し進む状況は苦しくもあるが、それこそが研究のだいご味」と山本准教授。人工海水よりもローコストで、かつ飼育場所を選ばないこの水が陸上養殖の未来を開く。ウナギやフグの養殖実用化に成功後、現在はカニの量産化試験のほか、夏季の休耕田を利用したエビの養殖に向け準備中だという。「一つの土地で農業と漁業を営む“農漁者”が増えれば、食糧危機の切り札ともなる」山本准教授の思いは熱い。

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