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10月19日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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日本福祉大学

「健康・医療」「福祉・経済」「教育・発達」の領域に多くの人材を輩出する「ふくしの総合大学」。知多半島を中心に4つのキャンパスを構える。2017年から専修制を導入した社会福祉学部をはじめ、経済学部、福祉経営学部(通信教育)、子ども発達学部、国際福祉開発学部、健康科学部、2015年開設の看護学部に続き、17年にはスポーツ科学部が新設されて全8学部へと拡大した。

〒470-3295
愛知県知多郡美浜町奥田
TEL: 0569-87-2212(入学広報課)

多職種連携

社会福祉学部が専修制を導入
専門性を磨きつつ、専修間の相互連携や
他学部・他大学との多職種連携教育を実施

地域という大きな枠組みの中で、人が人として暮らすためには何が必要かを学ぶ

日本福祉大学は、日本初の4年制の社会福祉学部を有する大学として、60年の歴史を誇る。その社会福祉学部が、2017年度に大きくリニューアルし、「行政専修」「子ども専修」「医療専修」「人間福祉専修」からなる専修制を導入した。各専修では、専門知識やスキルを深く学ぶとともに、専修相互の連携も重視している。

「行政専修」では国家公務員や地方公務員、「子ども専修」では児童相談員や保育士、スクールソーシャルワーカーを目指す人材を育成する。

「医療専修」では、病院や地域の施設で患者と家族を支援する医療ソーシャルワーカーや精神保健福祉士、「人間福祉専修」では高齢者や障害者を含む全ての人を支援できる相談援助のスペシャリストを育成している。

専修制導入の背景には、社会福祉ニーズの増加と多様化がある。現代の日本社会では、高齢者・障害者・児童・生活困難者などの区別なく、地域に暮らす誰もがそれぞれの状況に合った支援を受けられる〝地域包括ケア〟体制の構築が急務だ。

そのために、福祉やまちづくりの政策・計画を策定し遂行する公務員、企業人や地域住民の立場で福祉マインドを発揮して活躍できる人材が必要になっている。

同時に、地域社会においては、保健・医療・福祉の各専門職が協働して対応することが求められている。そこで、社会福祉学部では、専修相互の連携はもちろん、学内の他学部や他大学とも連携した多職種連携教育も実施している。

また、4つの専修のいずれでも、国家資格である社会福祉士の取得を支援している点も特色だ。社会福祉士の国家試験合格に向け、3年次後期から4年次後期の試験直前までの約1年半、正課科目として「社会福祉特別講座」を開講。社会福祉士の仕事の意義と役割についての理解を深めたうえで、合格に必要な知識が身につくような指導が行われる。目的意識を持った試験対策ができるため、全国平均を上回る合格実績を残しており、毎年多くの社会福祉士を輩出している。

革新

美浜キャンパスにスポーツ科学部を新設
「ふくしの総合大学」として
行動する人材を地域へ、そして世界へ

今年完成した新学部棟「Sports Lab SALTO」

2015年に看護学部、17年にスポーツ科学部を開設するなど学内改革に取り組む日本福祉大学。現在では、8学部・10学科を擁する「ふくしの総合大学」へと発展している。日本福祉大学では、福祉の意味の幅広さを表現するために、あえて平仮名で〝ふくし〟と表記する。〝ふくし〟は医療や保健など特定分野の職業人だけでなく、公務員や企業人も含めた全ての人に求められる基礎力であり、〝人のしあわせを創造する力〟と定義。社会福祉分野にとどまらず、経済・文化・スポーツなどあらゆる領域へ拡大させていく理念の下、一連の改革は進められている。

美浜キャンパスに誕生したスポーツ科学部は、〝ふくし〟の拡大を象徴する学部といえるだろう。コンセプトは「スポーツを360°科学する」。スポーツ関連学部にありがちなトレーニング科学重視の考え方とは異なり、教育・文化・福祉・心理・医学・経営などあらゆる観点からスポーツを学習・研究できるのが特徴だ。スポーツをする人、見る人、支える人、どんな人のどんな関心にも〝360°〟応えられる学部を目指している。

4年間で身につける力は、大きく3点ある。1点目は、スポーツにかかわる上で欠かせないスポーツ科学の幅広い科学的知識だ。2点目は、スポーツ実技・指導力。これは、技能の上手い下手にかかわらずスポーツを楽しみ、上達するための方法を安全にわかりやすく指導できる技術だ。そして、3点目が社会人としての実践力。卒業後、スポーツ以外の分野に進んでも活躍できるように、社会人として求められる創造的な思考力やコミュニケーション能力、自己管理能力を磨く。

また、学部開設に合わせて4階建のスポーツ科学部棟「Sports Lab SALTO」を新設。バスケットボールおよびバレーボールの公式コート3面がとれるスポーツ演習室やランニングコース、スポーツ生理学やバイオメカニクスなどの各種実験室やダンススタジオまで完備されている。このほかに、人工芝グラウンドや人工芝テニスコート、武道場などのスポーツ施設も充実している。

地域密着

教室を飛び出し地域で学ぶ
さまざまな人々や組織と関わり
地域課題の解決に取り組める人材に

認知症啓発プロジェクト、大型スーパーで紙芝居を上演

社会福祉が、地域の人々の生活を支援することである以上、その学びも地域とは切り離せない。この考え方に基づき、日本福祉大学では学生が地域社会で学ぶことを重視している。

社会福祉学部では、4年間を通じた地域志向型のカリキュラムを用意。入学直後から、地域をフィールドとして学ぶための基礎づくりは始まり、1年次の「総合演習(ふくしコミュニティプログラム)」では「地域を知る→調べる→地域と関わる→学習を深める→成果をまとめる」というプロセスを体験。2年次の「フィールド実践演習」では、子育て支援や高齢者福祉などに取り組むNPOと連携して地域貢献活動を行い、医療機関の協力のもとで多職種連携を体験。3年次の「専門演習Ⅰ」では、ゼミテーマに応じ地域をフィールドとした研究に取り組む。3年次の終わりには、地域の福祉課題解決に向けた提案コンテストに参加。4年次の「専門演習Ⅱ」では各自が卒業研究テーマを設定し、地域をフィールドとした専門的な研究に取り組む。4年間を通して地域社会の福祉課題と解決策を考え、行動することで実践力を養う。

また、知多半島をフィールドとした人材育成も進む。セントレア(中部国際空港)との産学連携協定により、空港内にサテライトキャンパスを開設。「グローバルキャリアデザイン」を開講するなど、空港や関連業界のビジネスを現場で学び、グローバルな視点や国際社会で役立つ語学力などを養う。学生たちは空港内で多彩な課外活動を行っており、セントレアホテルでのフロント業務などのインターンシップにも参加。経済学部の学生たちは、300人規模のアンケート調査実習を行った。

このほか、知多半島の4市町(美浜町・半田市・東海市・知多市)の少子高齢化や地域活性化などの課題解決を通し、持続可能な「ふくし社会」の構築を担う人材となる「ふくし・マイスター」の養成に、全学を挙げて取り組んでいる(文科省「地(知)の拠点整備事業」として採択)。さらに、学生と地域の人々の交流拠点「Cラボ」の展開、美浜町と連携して総合型地域スポーツクラブ「みはまスポーツクラブ」の運営にも取り組んでいる。

注目トピック

「社会福祉士」国家試験で
全国第1位の新卒合格者数

全国平均を大きく上回る「国家資格」取得実績

社会福祉士や精神保健福祉士などの国家資格取得を目指す学生にとって、日本福祉大学の教育体制はとても心強い。2017年3月15日に発表された「第29回社会福祉士国家試験」では、通学課程・通信教育課程ともに新卒合格者数が全国第1位(※1)となった。通学課程の新卒合格者数は157名。過去に実施された29回の国家試験のうち、28回で全国1位(※2)となっている。

また、同日発表された「第19回精神保健福祉士国家試験」の結果でも、通信教育課程が新卒合格者数・合格率ともに通信制大学の全国第1位(※3)となるなど、国家資格の合格実績は大きな強みとなっている。

そのほかの国家試験でも、全国平均を上回る結果を残している。2017年の合格実績をみると、「理学療法士」は合格率100%(※4)(全国平均は90.3%)。「作業療法士」は同100%(※5)(同83.7%)。また、「介護福祉士」取得者数は34名、「保育士」取得者数は150名、「教員免許」の取得者数は延べ333名を数える。

優れた国家資格取得実績を残せる理由は、資格取得のためのサポートシステムの充実にある。社会福祉士を目指す学生は、「社会福祉実習教育研究センター」がサポート。また、実社会が求める実践力と職業能力を身につけ、卒業後に即戦力として活躍するための「CDP講座」(キャリア開発プログラム)として、試験・資格対策講座やガイダンスを実施している。「どういう資格を取るべきか」といった相談にも応じる、きめ細かな対応が実績を支えている。

※1 厚生労働省報道発表資料(参考資料)第29回社会福祉士国家試験学校別合格率より
※2 厚生労働省報道発表資料より
※3 厚生労働省報道発表資料(参考資料)第19回精神保健福祉士国家試験学校別合格率より
※4 受験者35名中35名合格
※5 受験者32名中32名合格