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10月23日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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特別対談

現役大学生久松 郁実さん×大学選びの専門家中村編集長

20年以上も前から全国の大学を取材してきた中村編集長。モデル・女優として活躍しながら、現役大学生としての生活を満喫している久松さん。
二人のメッセージから、大学選びのヒントを見つけてみてください。

好奇心が湧く授業を選択できるのが、
大学の魅力です。 ―中村編集長

大学時代は、24時間を自分でコントロールできる

中村 正史 編集長

中村 高校時代と社会人になるまでを結ぶこの大学の4年間だけは、24時間を自分でコントロールできる時なんです。授業だって、学びたいと思う課目を自分で選択して、組み立てられる。高校までは時間割はすべて学校が決めているわけですから。こんな期間は、人生で他にないですよ。そういった意味でも貴重な時代だと思います。久松さんは、選択授業で受けてみたいという授業はありますか?

久松 心理学の授業ですね。人の心を学ぶことにすごい興味があって。でも、人気が高くて抽選で外れてしまったんです。卒業するまでに絶対に受けたいです。

中村 経営学部でも、経営だけを学ぶのではなく、自分の好奇心が湧く授業を選択できるのが大学の魅力ですよね。実は、心理学を学びたいという、俳優志望やタレント志望の方は多いんですよ。

久松 人の心を知ることはきっと、演じるときに役に立ちますよね。

中村 そう、大学で学んだことは決して無駄になりません。今、大学の教育は「アクティブラーニング」、「少人数制教育」、「グローバル化」といったトレンドのもと、久松さんが実感されているように「社会で活躍する人材を育成する場所」へと変革していますから、人生のどこかで役立ちます。久松さんだって、経営学を学んで、将来、起業するかも知れませんしね。

久松 まさに、将来、ファッションブランドを立ち上げたら役に立つかなと思ったのが、私が経営学部を選んだ理由のひとつです(笑)。服やバッグをデザインするのも好きなので。

大学が多様化する今、親子で考えることが大切

久松 でも、「将来のことなんて分からない」と思っている高校生の方が多いですよね?

中村 特に今は、学部も、学科も、入試方法も、多種多彩。自分一人では、どれが正しい選択なのか迷ってしまう高校生も多いと思います。そうした時に大切なことは、親子で一緒になって考えるということです。

久松 それは、同感です。私も何かに迷ったら、親をはじめとした自分のまわりにいる信頼できる方、自分を一番分かってくれている方に相談するようにしています。それが一番です。話すことによって、ストレスやモヤモヤも解消されますし。

中村 そうですね。でも、親がすべてを決めてもダメ。後方支援として、必要な情報を子どもにアドバイスし、見守るスタンスが大切です。

久松 客観的な意見を聞くことって、重要ですもんね。それでは、私からも高校生の皆さんにアドバイスを一つ。大学という環境で、しかも、今この年代でしか教われないこと、経験できないことがあります。「行きたい」という気持ちがあれば、大学でやりたいことがきっと見つかりますよ。

中村 仕事も学業も充実している久松さんの言葉は、高校生にとって何よりも良いアドバイスですね。

久松 そうだとうれしいです。皆さんにも、楽しいキャンパスライフを味わって欲しいと思います。

ひさまつ いくみ モデル・女優
1996年東京都生まれ。亜細亜大学経営学部の2年生。2008年『Hana*chu→』にてモデルデビュー。12年、『CanCam』専属モデルに抜擢される。14年には、三愛水着イメージガールを務め、ドラマ『GTO』(関西テレビ)、『ごめんね青春!』(TBS)で女優としても活動。15年7月4日公開『青鬼ver.2.0』、8月公開『東京PRウーマン』に出演。

なかむら まさし 朝日新聞出版『大学ランキング』編集長
長年にわたって教育・大学問題に携わり、『週刊朝日』記者時代の1994年、『大学ランキング』を企画し創刊。『週刊朝日』副編集長、教育・ジュニア編集部長などを歴任。現在は書籍本部長として教育関連媒体を統括。