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インタビュー
2017年3月24日

来場者インタビュー
榎本房枝さん(さいたま榎本農園、調理師、野菜ソムリエ)

さいたま市でトマト農家をしています。農林水産省が立ち上げた「農業女子プロジェクト」の仲間である住珠紀さんが、スマート農業フォーラムのパネル討論に登壇すると聞き、見に来ました。

榎本房枝さん

自分で創業した住さんと違い、うちは親の代からトマト農家でした。数年前に父が急逝し、公務員だった弟が跡を継ぐことを決めたため、ホテルで料理人などをしていた私が手伝うことになりました。父は大玉トマトだけを育てていましたが、私たちは土の代わりに特殊フィルムの上に苗を植えるシート栽培を採用し、ミニトマト作りに特化しました。シート栽培だと水が少なくてすむうえ、味が自然と濃くなるからです。まだ始めて数年ですが、おかげさまで、デパートや料亭などでも扱っていただいています。

「スマート農業」というフォーラムの題名を聞いて、最初は「スマート農業って何だろう?」と思いました。私のような農業女子の間でも、この言葉はまだ浸透していません。でも、登壇するメンバーを見て、「農業の機械化のことなのかなあ」と思いました。

農家の高齢化は大きな問題です。その対策として、機械を入れるのは良いことだと思います。農業女子プロジェクトでも、高齢者や女性が使いやすいトラクターや軽量化された草刈り機の開発などをしてきました。ただ、本格的な機械化には莫大なお金がかかるので、大企業でないとできません。フォーラムを聞いていて、私のような一農家には無縁の話だなあと思ったところもありました。

また、フォーラムのパネル討論などで話題になったグローバルGAP(農産物が安全であることを示す国際認証規格)を取得し、維持するには、かなりの費用がかかります。普通の農家がGAPを取ったからといって、それを商品の価格に転嫁するのは難しいと思います。

いずれにしても、今回のフォーラムのように、農業をクローズアップする試みは大切だと思います。朝日新聞ダイアログで投稿を募集していると聞き、私もツイッターで事前につぶやきました。若い人に、農業に関心をもってもらうことも大切です。今後また、このようなフォーラムを開くのでしたら、普通の農家が使う農業機械や農薬の開発に携わっている人なども登壇すると、さらに話が広がるように思いました。

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