朝日新聞
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大学力 ダイガクリョク2016 - Power of University -

広島大学 1949年、「自由で平和な一つの大学」を建学の精神に誕生した広島大学。3つのキャンパスに11学部11研究科を擁する今、「平和を希求する国際的教養人」の育成を掲げるとともに、世界レベルの総合研究大学を目指す。  世界トップ100を目指す平和の大学 ええね広大! 越智 光夫学長

Visions

100年後にも世界で光り輝く大学に


研究大学強化促進事業のロゴ(左)とスーパーグローバル大学創成支援事業のロゴ

広島大学は、2014年度の文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」のタイプA(トップ型)13大学に選ばれ、10年後に世界トップ100の総合研究大学を目指しています。すでに宇宙科学、脳科学、ゲノム編集など世界に誇れる研究実績があり、各国の大学とMOU(協定書)締結も推進しています。留学生の受け入れやグローバルな教育・研究力を今後さらに強化します。

また、世界大学ランキング※で国内有数になりましたが、評価もそれに見合ったものでなければなりません。同窓生も含めた大学関係者と共に、「ええね広大!」を合言葉に大学の魅力を発信しようと動いています。

学長就任時のスローガン「100年後にも世界で光り輝く広島大学」は、未来に続く教育への思いを込めました。世界トップ100などの目標をクリアしつつ、先を見つめた改革に取り組んでいきます。受験生には合格をゴールとせず、大学生活で学問の面白さを追究してほしい。好奇心を持ち、生涯学び続ける人にふさわしいスタッフと環境を用意しています。

※英国の教育専門誌「Times Higher Education」(THE)と、大学評価機関「Quacquarelli Symonds」(QS)による世界大学ランキング。広島大学は2015年にいずれも国内12位にランクイン。

Topics

ノーベル賞2博士が同時講演


山中博士、越智学長、ガードン博士(左から)

ノーベル生理学・医学賞の共同受賞者である英国ケンブリッジ大学のジョン・ガードン博士と、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥博士の2人を招き、2016年3月7日に公開講演会を開催した。

東広島キャンパスのメイン会場と2カ所のサテライト会場には、高校生や市民、大学生ら合わせて約1,200人が来場し、海外からの参加者の姿も。再生医療の最先端とともに両博士の人となりを間近に感じたようだ。世界をリードする両博士そろっての一般向け講演は国内の大学で初めて。国内トップレベルのゲノム編集技術を持つ広島大学ならではの取り組みは、各メディアでも大きく取り上げられた。

Researches

服や靴のような感覚で身に着ける
「パワード・スーツ」を開発


開発したUPSについて解説する栗田雄一准教授(左)

筋力を補強する装置として、リハビリや物流などの場で実用化されているパワード・スーツ。ほとんどはモーターなどの駆動装置が必要で、かさばりコストもかさむ。こうした問題を解決する切り札として注目されているのが、大学院工学研究院の栗田雄一准教授が医療用品メーカーのダイヤ工業(本社・岡山市)と共同開発した「アンプラグド・パワード・スーツ」(UPS)だ。電気を使わず空気ポンプで動く人工筋を利用している。

「歩いた時に足裏に着けたポンプから送り出す空気圧で、太ももなどに装着した人工筋を収縮させて、歩くための運動力をサポートします」と栗田准教授。従来タイプより、低い圧力で縮むのが特徴という。安全性などを検証し、2020年までに販売開始を目指す。「服や靴のような感覚で身に着けられ、使って楽しいものを作りたい。デザインなど服飾関係者の意見も採り入れ製品化を目指します」と栗田准教授は夢を膨らませる。

みずみずしい感性で
新しい学問領域を開拓するスリル


溝渕園子准教授(左から2人目)の指導のもと、自由に意見を出し合うゼミ生たち

大学院文学研究科に新教育研究分野として、2007年に開設された比較日本文化学(現組織名は人間文化学)。文学、言語学、歴史学、文化人類学など従来の専門分野を基礎に、広い視野で物事を相対的に捉え「日本」や「日本文化」を再考する領域だ。溝渕園子准教授は「色々な文化と接触する時の動態に注目したり、複数の学問分野をまたいで眺めたり、これまで研究対象ではなかったものに目を向けるなど、新たな視点が大切です」と話す。

溝渕准教授は現在、ロシア文学で日本がどのようにイメージ化されてきたかなど、日本とロシアの近現代の相互関係を研究。「来日経験のないロシア作家が書く"日本"から、ロシア社会の日本に対するイメージやそれが生まれたメカニズムが見えてきます。そこが面白い」

ゼミには、さまざまな国籍の院生十数名が在籍。自由なテーマで文献を読み解き、フィールドワークを行い、互いに議論するなどさまざまなアプローチから研究を進める。「感性のみずみずしい学生と一緒に、新しい学問領域を開拓していくスリル感が楽しい。学生には社会の問題について、人文学のフィールドから批評できる力を養ってほしいです」と目を輝かせる。

未来が開ける大学
サポート制度や施設が充実


生物生産学部2年生
梅木 雅美さん

昨年、STARTプログラム※に参加してインドネシアに行きました。現地の人と交流するなか、異文化理解の素養ができたと思います。大学の授業では、食と環境問題について学んでおり、自分にも何かできることはないかと考えています。将来は環境分野のほか、過疎地復興の仕事にも興味があります。広島大学は11学部あり、留学生も多く、色々な考えの人と出会えるし、学生のしたいことをサポートする施設や制度も整っています。ここでさらに成長したいです。

※STARTプログラム:海外経験の少ない学部新入生を対象とする約2週間の留学プログラム。異文化体験により国際交流や長期留学への関心を高めるのがねらい。教職員が引率し、昨年度は232人が参加した。

今春、東千田キャンパスに
「東千田未来創生センター」オープン

 今年3月、広島市中心部の東千田キャンパスに誕生した東千田未来創生センター。4月から、広島大学の医・歯・薬学部の1年生約400人の教養教育が始まっており、産学連携による教育・研究プロジェクト事業、グローバル人材育成プログラムの開発・実践も行う。将来的には、社会人大学院生の教育や広島市内の他大学との共同利用なども想定。都心部にある利便性を生かし、教育・研究を通して社会貢献・社会連携に取り組む。

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