
こんにちは。唐橋ユミです。そろそろ暑くなってきましたね。
クーラーが恋しくなる季節ももうすぐですが、そうなると気になるのは「電力不足」のこと。どうやらこの夏も「節電」はみんなで取り組まないといけない大きな問題になりそうです。そこで今回の「エネルギー EYES」では、いま世間でもっとも熱い話題である「節電」についてわかりやすくレポートします。
さて、「電力不足」とはどのような状態のことを指しているかご存知ですか?電力不足と言っても一日中電気が不足しているワケではありません。実は、皆さんが最も電気を使う時間帯の電力(ピーク使用量)を100%作ることが出来ない状態のことを「電力不足」と呼んでいます。このような状況を回避するためには、電気を作る量(発電量)の限度を超えないように、ピークの時間帯に集中して電気をなるべく使わないことが重要になります。これが、今求められている「節電」なのです。
電気をなるべく使わないことは節約につながって大変よいことですが、実は、最も大切なのは需要と供給のバランスを保つために、みんなが使う時間帯に「節電」することなのです。
これが昨今話題の「ピーク対策」です。
とくに夏場は、みんなが一斉にクーラーなどを使用する「平日昼間」がピーク使用量に達する時間帯になります。このピーク使用量を抑える方法を「ピーク対策」と言いますが、それには様々な方法があります。例えば電気をたくさん使う工場などの操業時間を、平日の昼間から休日や夜間に変更する(シフト)のもそのひとつ。またオフィスで、冷房温度を上げて電気の使用量を減らす(セーブ)のも有効な対策方法です。
ただこれらの方法はたくさんの人に影響が及ぶ可能性があります。たとえば工場の操業時間を変更することは、そこで働く人の生活スタイルまで変えてしまうことになりますし、部品調達が困難になるなど生産への影響も考えられます。また飲食店やショッピングセンターの冷房温度を上げることは、たくさんのお客さまやそこで働く従業員に我慢を強いることにも繋がります。これらの問題を根本的に解決する方法として注目されているのが、電気以外の他エネルギーを使うことで電気の使用量を大幅に小さくする方法(ピークカット)です。