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源泉?掛け流し?意外と知らない温泉の種類

温泉に行くと「源泉」や「掛け流し」という言葉をよく目にします。泉質や効能を気にすることはあっても、これらの違いを正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。調べてみるとそれぞれに特徴があることがわかりました。温泉をより楽しむための、源泉と掛け流しの違いをご紹介します。

温泉の定義

「源泉」と「掛け流し」の違いを説く前に、みなさん、温泉の定義をご存知ですか? 環境省の「温泉と保護の利用」によると、“温泉は、昭和23年に制定された「温泉法」により、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で温度又は物質を有するもの”と定義されています。ここでいう温度とは25度以上。物質は温泉法で定められた19の物質のうち、いずれか1つが含まれていることが条件となります。日本各地の温泉地は、この温泉法に基づいて温泉と名乗っているというわけです。

地下から湯けむり それって源泉かも?

温泉の定義を見る限り「源泉」や「掛け流し」のことはどこにも書かれていませんよね。実は、明確な定義はないというのが現状のようです。とはいえ、違いがあるのは確かなはず! そのヒントとなるのが「湯けむり」です。

温泉に行くと、地下から湧き出るお湯やけむりを目にしたことはありませんか? 温泉施設の近くにある場合、それが源泉となっていることが多いようです。源泉をどう引くか、どう使うかで表現が変わってきます。

豊富な湯量をそのまま使用する「源泉掛け流し」
温泉のすぐ近くに源泉があり、湯量も豊富であればそのまま浴槽にお湯を引くことができます。この状態を一般的には「源泉掛け流し」と表現されるようです。「源泉掛け流し」の浴槽は常に新鮮なお湯で満たされているため、溢れ出していることが多くあります。その様子から「掛け流し」と呼ばれるようになりました。ちなみにこの言葉を生み出したのは日本の温泉をフィールドとして活動した評論家、野口悦男氏といわれています。

源泉の湧き出し口の温度は高温なものが多く、掛け流しで使用している温泉ではさまざまな工夫をして適温を保っています。もっとも多く使用されているのが浴槽に注ぐ湯量の調節による温度管理です。広い浴槽ではお湯の表面から熱が逃げるため、温度をこまめに確認しながら湯量を調節しています。

加水や循環による温度調整
源泉を掛け流しで使用するには、豊富な湯量が必要となります。また、綿密な温度調整も必要となるため、大きな温泉施設などでは加水や循環方式を取り入れています。湯量や温度をコントロールすることで、安定した温泉を供給することができ、源泉をろ過し、不純物を取り除くこともできます。

源泉は残念ながら湯水のように湧き出るものではありません。そのため、ひとつの源泉を複数の温泉施設で共有していることもあります。その場合は「引湯」と呼ばれる方法が用いられ、給湯管を通して温泉を引きます。循環方式は限られた源泉を有効活用することができ、たくさんの人が温泉を楽しむことができる画期的な方法といえます。

源泉掛け流しのお湯にこだわる、広い浴槽でのんびりつかる、バラエティ豊かなお風呂を楽しむ……。温泉には人それぞれの楽しみ方があります。大切なのは「心地良さ」であり、その基準は十人十色。自分に合った温泉を選び、心から楽しんでくださいね。

参考:
・ 温泉の定義|環境省・ 温泉百科「源泉」「引湯」「かけ流し」「循環」の表示について|別府市

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