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広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

MBAをオンラインで学ぶ。大前研一がBOND-BBTを作った理由

MBAをオンラインで学ぶ。
大前研一がBOND-BBTを作った理由

MBAをオンラインで学ぶ。大前研一がBOND-BBTを作った理由

キャリアアップ・スキルアップのための選択肢のひとつに、MBAの取得がある。MBAをより意味のあるものにするためには、どのようなMBAの取得方法が自分に合うのか考えるところから始めた方が良い。

今回は、株式会社ビジネス・ブレークスルーでBOND-BBTというMBAプログラムを提供する大前研一氏に、MBAや社会人の学びの必要性について話を伺った。

大前研一
マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。
日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)公共政策大学院総長教授(1997)。スタンフォード大学院ビジネススクール客員教授(1997-98)。現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長。BOND大学評議員兼教授。

BOND-BBT MBA
2001年の開設以来、1000名以上の修了生を輩出し、国際認証AACSB・EQUISをダブル取得しているグローバル標準のMBAプログラム。
オーストラリアの名門私立BOND大学と株式会社ビジネス・ブレークスルーがパートナーシップを組み共同開発している。2018年1月よりすべての科目を英語で学ぶことができる英語カリキュラム(All English Pathway)も開講。

日本人ビジネスパーソンが取れる海外MBAを。

―本日はよろしくお願いします。BOND-BBTプログラムは開設されてから今年で17年目ですが、どういったきっかけでBOND大学との提携が始まったのですか?(以下敬称略)

大前:もともとは、1999年から南カリフォルニア大学と提携してグローバル人材のための授業を提供していたんだ。1年目は日本で授業を受けて、2年目は南カリフォルニア大学に留学してMBAを取得する、という形の。世界で初めての海外MBAのオンラインと現地留学のブレンドプログラムだね。

でも、1年目にオンラインで勉強して、2年目に現地で授業を受けるにはGMATやTOEFLという試験を受けなければならない。また、そもそも仕事を辞めるか休職しなければならないというハードルが高くて、日本人ビジネスパーソンには無理があった。

そこで、フレキシビリティの高いプログラムを作るためにBOND大学と交渉して、オンラインと短期スタディツアーを組み合わせて学べるBOND-BBT、グローバルリーダーシッププログラムを作ったんだ。

―BOND大学は元々、どんな大学だったんですか?

BOND大学は、やはりオーストラリア初の私立大学ということもあってレベルが高いし、もともと起業家養成に強い学校。教授1人につき学生10人の少人数授業だし、学生の約半数が留学生でかなりインターナショナルなキャンパスだよ。

それに、世界中には星の数ほどのMBAがあるんだけど、BONDのMBAはAACSB・EQUISという2つの国際的な認証を取っているんだ。AACSBは世界中のビジネス教育プログラムの5%未満、EQUISは2%未満しか取得できていない。

このグローバル基準のビジネススクールと僕らがパートナーシップを組んで、既存の事業をうまく回すだけではない、新しいビジネスを創る人材を育成する独自カリキュラムで運営しているのがBOND-BBTのMBAなんだ。僕らから見ても、このプログラムは良いと思うよ。

雇用を安定させるから、人が育たない

―いま、日本全体でグローバル人材の必要性が叫ばれていますが、うまく育成できているとは言えません。何が原因だと思いますか?

大前:学卒一括大量採用だね。グローバル人材が育たない最大の問題は、一気に新卒を採って10年も下働きみたいなことを平気でさせていること。

僕がいたマッキンゼーでは、入社して5年も経ったら社長になれるようにならなければダメだという方針で、大学を出た人に経営の勉強をさせる。しかも毎年社員を一定の割合で入れ替えていく。このやり方をすると、みんな30歳くらいで会社の経営が出来るようになる。というか、経営者にアドバイスができるようになるわけだ。リクルートも独自の人事制度で35歳前後の社員を起業・独立を支援する制度を取っている。「辞めなければいけない」という前提を作ると、人は猛烈に勉強するんだよ。

だから、今の定年を延ばす流れや、雇用の安定というのは、日本を弱くしかねないよね。

大学を出て会社に入って、社内で覚えたやり方で一生やっていこうというのだからタチが悪い。最低でも10年に1回、新しいことを学ぶ必要がある。そして新しいところで採用してもらえるようにしていかないと。

エンジニアや医者、専門職がMBAを学ぶ意味

―入社したら終わり、という考え方ではなく、学び続けることが必要ですね。BOND-BBTに学ぶ方の中には、専門職の方もいると聞きました。技術を提供する専門職の方とMBAというのは、なかなか結びつかないのですが・・・

大前:エンジニアや医者、看護師、弁護士のような専門職の人は結構多いね。そういった国家資格を取る時には、専門領域の勉強はするけれど、経営の勉強はしない。ところが、実際に病院や事務所を立ち上げて仕事を始めた時に経営が分からないと、ニッチもサッチも行かないわけ。経営というのはすべての基本にあるから。

人が2人以上集まったら経営が必要。夫婦、家族でも、うまくやっていくためには経営をしないと。だから、もともと持っている専門知識に加えて、経営の勉強をすると、その人のこれまでの努力が非常に活きてくるんだ。経営の勉強は、人の集団をどうやって動かしていくのか、というのが基本。誰もが人間集団の運営の仕方を学ぶべきなんじゃないかと思うよ。

ビジネスパーソンには “オンライン”が最適

―自分の専門領域の他に、経営的な知識と目線を持つために様々な職業の方が学んでいるのですね。

大前:今の仕事を続けながら、経営の勉強をしていく上では、オンライン授業であることはすごく重要なんだ。会社を辞めて学校に行ってしまうと、仕事と勉強が離れてしまう。オンライン授業であれば、夜や週末に学んで、習ったことをリアルタイムに自分の仕事に応用できる。

僕も毎週日曜に2時間講義をしているんだけど、そのプログラムのひとつに、“あなたがこの会社の社長だったらどうする?”といった内容の「Real Time Online Case Study(リアルタイム・オンライン・ケーススタディR)」があるんだ。これを卒業までの2年間で100ケースくらいやる。これをやっていくと、あっという間に経営者の考え方になる。

そうすると、今の自分の会社に対して物申すこともできるようになるし、具体的にこうすると良い、という提案ができるようにもなる。

―リアルタイム・オンライン・ケーススタディの題材になる企業はどうやって決めているんですか?

大前:学生からテーマを募集して、その中から毎週ひとつ選んでやっているよ。よその教育機関で作ったケースなんて使わずに、自分たちで作っているんだ。

リアルタイム・オンライン・ケーススタディの他にも、ビデオライブラリーなどの膨大な資料は合計1万時間以上ある。僕らが開発したこのAirCampusというオンライン授業のシステムは世界に例がない。受講認証システムなどは(日・米)特許のかたまりだよ。

社会に出た後に再学習しているのはたったの2%

大前:日本では、社会人で再学習をしているのは2%以下だといわれていて、先進国の中では最も低い割合なんだ。国によっては、50%以上が社会に出た後に学校に戻ってくるのに。たった2%しか再学習しないというのは国家の危機だよ。

いま、日本の社会に必要なのは正社員を増やす政策なんかじゃなくて、ひとりひとりが世界で活躍するために学び直すこと。意識の改革が必要だね。

また、大学の先生が自分で鉛筆一本売ったことすらないのに、アメリカでMBAなどを取ってきたと言うだけで経営を教えているのはお笑いだ。経営の話はあらゆる年齢層の経営者から直接学ぶ必要があるし、昨今はAIやeコマースなど技術に詳しい現場の人の話を聞く必要もある。我々はそうした旬な講義を1000人以上からしてもらってAirSearchというライブラリーからいつでも検索できるようにしているんだ。

英語も本人のレベルに応じてスカイプでテーマごとにトライできるようになっている。英会話の勉強ではなく、経営で直面する場面ごとに問題解決できるかどうか試せるんだよ。できるようになるまで何回も講師を相手に生でトライしてもらっている。さらにBOND大学には合計二回1週間ずつ行って、サイバーでは習得しにくいリーダーシップやチームワークなどのスキルを現場演習で身につけてもらっている。

最短2年間でMBA(BOND UNIVERSITY-BBT GLOBAL LEADERSHIP MBA)が取得できるが、仕事の都合によって5年間かけてマイペースでやってもらってもいい。先週(2018年2月17日)の卒業式では41名がMBAを取得したが、現地には21名が来た。前日(16日)にはゴールドコーストで僕が卒業祝いのBBQパーティーを主催した。

BONDでは年三回入学と卒業があるが、これらをまとめて毎年11月にはBONDの学長、学部長、BBT担当教授が日本にやって来て現地で卒業証書を受け取れなかった人も含めて合同の卒業式をやっている。BOND大学もこのプログラムに熱心で、実によくやってくれていると感心している。

―「リカレント教育」という言葉もよく聞かれるようになりましたね。

大前:リカレント教育こそ、うちが追及してきたことだよ。BONDの他にもBBT大学、BBT大学院、経営塾、向研会など20年間そればかり考えてやってきたから。

学習は死ぬまでやらなきゃいけない。だから学習を終わらせる「卒業」という言葉はダメだ。英語では「commencement(始まり)」と呼ぶ。つまり卒業する時が、世の中に対する自分の始まりだ、と。

―働きながらも、学習は続けなければならない、という考え方が浸透していかなければなりませんね。本日はありがとうございました。

BOND-BBTで学び、起業。株式会社BLINCAM高瀬CEO

BOND-BBTの卒業生は2016年には1000人を超えた。その中には起業をした卒業生も多い。そんな卒業生の中で、ウィンクをするだけで写真が撮れるメガネ型ウェアラブルカメラ「BLINCAM」を開発した株式会社Blincamの高瀬昇太CEOにBOND-BBT時代や今の事業について話を伺った。

株式会社Blincam CEO
高瀬昇太

BLINCAM
2016年9月にクラウドファンディングサイトMakuakeにて2600%もの資金調達を達成。
2017年夏に先行予約分の発送を終え、今後はアメリカ・中国にて一般発売予定。

―本日はよろしくお願いします。BOND-BBTに入学された時にはソフトウェアエンジニアをされていたとお聞きしました。なぜ、仕事をするだけではなくBOND-BBTに入学しようと考えたのですか?

高瀬:当時は外資系の企業で働いていたのですが、マネジメント層にMBAを持っている人が多くて、自分も取得してみようかな、と考えたのがきっかけです。

それに、私には「ITは何かを良くしたり、効率化するためのツールでしかない」という思いがあったんです。エンジニアってどうしても「新しい技術やソフトウェアを使ってみよう」という技術志向になりがちなので、より経営目線やビジネスという面で物事を見て、ITだけじゃなく予算・プロジェクトなどの提案ももっと出来るようになりたいと考えました。

今は起業しているのですが、当時は“もうちょっと上を目指したい”という気持ちで始めましたね。

―当時はどんな時間に受講されていましたか?

高瀬:時間は固定せずに、空いた時間があったらとりあえずMBAの勉強に使う、という感じでした。だから、会社でも昼休みや移動時間などで長めに時間が取れたらパッと受講する。通勤時間も有効活用しましたね。

―隙間時間にどんどん学ぶというスタイルだったのですね。オンライン授業のメリット・デメリットはどう感じましたか?

高瀬:私は自分のペースでやりたいと思うタイプなので、オンライン授業はすごく良かったです。学校に決まった時間に通うのは働きながらだとなかなか出来ませんが、オンラインだと自由に出来るので。

私自身はデメリットを感じませんでしたが、もしかしたら周りに巻き込まれることでやる気が出るタイプの人や、競争心が出る人はオフラインの方がメリハリが生まれるということもあるかもしれませんね。

コミュニティ作りの面でもオンライン授業に不満を感じたことはありませんでした。というのも、人に会う事で刺激になるという点では、他のBOND-BBT受講生の方と会う機会が月に1回くらいあったためです。もちろん、その間もSkypeやSNS等オンラインでやりとりしていました。

―いまの事業にBOND-BBTで学んだことが繋がっている部分はありますか?

高瀬:現在、うちの会社の役員でひとり、BOND-BBTのグループワークで一緒になって知り合った人がいます。それに、起業した後にビジネスプランやマーケティングプランを練っていたときには、一緒に学んだ人に手伝ってもらったりしましたね。

BOND-BBTで学んだ中でも、エンジニアの仕事だけやっていたら学ぶことのない事業のプランニングやマーケットリサーチ、組織づくりやオペレーションなどの知識が今役立っています。現実問題、「MBAという資格を持っていること自体」が直接的に役に立つことはあまりないのですが、他の分野の人との共通言語があるというか、同じフレームワークを持っていて話しやすくなるのは、MBAを取った良いことのひとつだと感じます。

―MBAという資格を学んでいく過程にこそ価値があるんですね。

高瀬:そうですね。多分MBAを取った人は、みんなそう言っていると思います。「こんなカメラがあったらいいな」という発想から起業したのですが、この発想を実現しようと思ったり、どうすれば事業を組み立てられるか、という考え方になったのは、MBAを学んで知識と自信を身に着けたことが大きいですし、何よりそこで出会ったさまざまな人、仲間の存在があるからだと思います。

―もともと高瀬さんが持っていた能力や発想を実現するためにMBAやBOND-BBTでの学びが役だったんですね。本日はありがとうございました。

株式会社ビジネス・ブレークスルー(BBT)が作る、グローバル人材育成のためのプログラム

BBTは、オーストラリアのBOND大学と提携する「BOND-BBT MBAプログラム」と日本で初めて文部科学省が認可したインターネットによる大学院「BBT大学大学院」の2つの経営大学院(MBA)を運営しています。国際標準のビジネススキルとリーダーとして必要な構想力や人間力をあなたに。

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