朝日新聞
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AERA STYLE MAGAZINE×hennessy

ヘネシーは創業1765年。厳格に選定した畑のブドウで造られたオー・ド・ヴィー(eau-de-vie/原酒)のみを使用してブレンドされたその繊細でまろやかな味わいは、8世代にわたって脈々とヘネシー家に受け継がれ、250年を経たいまも究極のクオリティを誇り、世界中で人々を魅了しつづけています。妥協なき技術と情熱、その裏に隠された思いとは? 俳優生活25年、人間の心の襞を演じ続け人々の心を動かしてきた内野聖陽さんの言葉と重ね合わせます。

  • 本質の表現、その欲望に動かされて

  • ――ヘネシーは、創業時から二段階蒸留法を守り抜き、ワインの最も素晴らしいアロマを抽出。数千種にも及ぶ原酒をテイスティングコミッティーが厳格に評価しブレンドしています。長きにわたり仕事に妥協せず、徹底した役作りと表現にこだわり抜いている点で内野さんとヘネシーは共通する点があるように思われます。内野さんにとって仕事は、もはや「生き方そのものである」と言ってもいいのではないでしょうか。

  • 生き方というほどの立派なものではないですよ。だからといって僕にとって演じることは単なるお金稼ぎの手段でもない。趣味でもないけれどね。役者という仕事は、その人の志が投影されるんです。だから、その分野だけでは常に本気でいたいという、ただそれだけなんです。

  • ――たとえば12~30年物のオー・ド・ヴィーで造られる「ヘネシー X.O」は7つの味わいを持ち、飲む度にさまざまな味わいを発見できます。内野さんもドラマ、映画、舞台とさまざまな場で役柄によってまったく異なる表情を見せていますが、それぞれの作品に向き合う際の姿勢に違いはありますか。

  • テレビ、映画、舞台、演技者として取り組む姿勢に違いは一切ないんです。ただ、作品によって求められる演技の肌触りの違いはどうしてもあります。そういった意味では、舞台や映画ではテレビでは演じにくい面にも踏み込んでいきたいとは思っています。たとえば、人間が無意識のうちに抑圧している本質の部分は、時には毒があったり、社会的に悪と呼ばれるものがあったりする。そこまで掘り下げて表現したいという欲望が強くあります。

  • “ブランド”に甘んじたくない

  • 内野 聖陽(うちの・せいよう)

    1968年生まれ。神奈川県出身。1993年NHKドラマ『街角』でデビュー。2007年にはNHK大河ドラマ『風林火山』で主演を務める。ドラマ『JIN-仁-』(TBS系/2009年)、映画『海難1890』(2015年)など数々の作品で活躍。2017年3月にスペシャルドラマ「LEADERS2」(TBS系)が放送される。

    シェイクスピア劇の最高峰
    舞台「ハムレット」主演!

    東京公演:2017年4月9日(日)~28日(金)
    5月に神戸、高知、北九州、松本、上田、豊橋でも上演
    https://www.hamlet-stage.com/

  • ――内野さんは4月9日から英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエート・ディレクターであるジョン・ケアードを迎えた舞台「ハムレット」に主演されます。「ハムレット」が初めて発表されたのは17世紀。以降、400年もの間、繰り返し上演されてきました。

  • そうですね、さまざまな名俳優が演じてきた「ハムレット」、これを演じることは僕にとって大きな挑戦です。どんなハムレットになるのかという期待と、僕のハムレットはこうあってほしいという欲望が今もみくちゃになっているところです。

  • ――48歳の“王子役”ということで話題となっています。昨年出演された「真田丸」では徳川家康の役作りで16キロ増量、今度はハムレットの役作りで減量されているところとか。俳優として確固たる地位を確立しながらも、内野さんは常に新たな試みに挑んでいらっしゃいます。ヘネシーも伝統を守りながらも革新を恐れることなく、今回ミニマルチョコレートとのコラボレーションに挑んでいます。こうした飽くなき挑戦への情熱はどこから生まれると分析されますか。

  • 道を極めようと長年一つのことを掘り下げていくと、どうしても周りが勝手に“ブランド”を作り上げてしまうところもあると思います。僕も「内野の芝居だから」ということで劇場に足を運んでくださるファンの方がいらっしゃいます。

  • それはとてもありがたいことなんですが、自分としてはそこで満足したくはないんです。

  • これまで見たことがないような僕を見せたい、僕を知らなかった人にもメッセージを送りたい。そう思って常にもがいて進化していきたい。だからこそ、こうして俳優という仕事に全身全霊を傾けられるのだと思う。この気持ちは、ジャンルを問わず掘り下げて行く人に共通するものなのかもしれないですね。

  • 心を豊かにする時間がある

  • ――ところで、内野さんはお酒が好きだとお伺いしたのですが。ふだんどのようなシチュエーションで楽しまれていますか。

  • 大好きです。コニャックは、ストレートで酒の味をじっくり味わいたい。人と接触する機会が多い仕事なので、無意識のうちに神経がピリピリしてしまう時もある。一日の終わりに少しいただくと緊張が和らぐよね。仕事に集中するためにも、そういった時間は大切だと思っています。ヘネシーは、クランクアップや何かの記念日など特別な日に、気の置けない人たちとリラックスして、ゆったりと時間を過ごすときにふさわしいお酒。口に含むとぶどうの芳醇な香りがふわっと広がるので、僕はイチジクなどのドライフルーツと合わせるかな。

  • こうした豊かな時間を持つのはいいですよね。慌ただしい時代だから、何でも手軽に間に合わせようとすればできてしまう。僕自身も忙しいときはそうなってしまうことがあるけれど、時々こうしてグラスを傾けながらバーで過ごす時間が人生を味わい深いものにする。演劇も同じ。

    チケットは決して安いものではないけれど、ふだん見ることはできないものをお見せできる自信が僕にはあります。心から豊かになれる時がそこにあるから、一度ぜひ味わっていただきたい。たまにはそんな贅沢な時間を経験してもいいんじゃないかな。

  • 撮影協力:ヴィ・レンブランサ 東京都中央区銀座6-5-13 銀座美術館ビル7F TEL:03-3572-2033
    Photograph:Fumito Shibasaki(DONNA)/Styling:Hiroshi Nakagawara(CANN)[Model] 、Eiji Ishikawa(TABLEROCKSTUDIO)[Still]/Hair&Make-Up:Yuko Sato(studio AD)/Writer:Yukiko Anraku/Editor:Mayu Yamamoto(AERA STYLE MAGAZINE)

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問い合わせ/MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 https://www.mhdkk.com/

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