高い省エネ性は当たりまえ。
スポーツに最適な光で 
選手を照らしたい。

岡本 孝人

岩崎電気株式会社 国内営業本部 営業技術部長

高い省エネ性は当たりまえ。
スポーツに最適な光で選手を照らしたい。

岡本 孝人

岩崎電気株式会社 国内営業本部 営業技術部長

LED化することで電気代が56%カット

岡本 孝人

東日本大震災以降、みなさまの電気や照明への意識がかなり変わったのではないでしょうか。あの当時、野球場をはじめとする電気の消費量が多い大型施設はどこも厳しい目を向けられたと聞いています。こうした体験を経て、照明設備にも"環境"に配慮した姿勢が求められるようになってきました。今回、横浜スタジアム様が「全面LED化」に踏み切られたのは、そんな背景があったからだと思います。

結果的に、消費電力は従来の56%カット。しかもランプの寿命も従来が6千時間だったのに比べて4万時間に伸びました。又これまで人が登ってランプを取り替えていたことを考えると人件費も大幅に削減できるようになります。

照明の立場から、
選手の安全なプレーをサポート

とはいえ屋外野球場の全面LED化は日本初のこと。困難も多かったです。もっとも難しかったのは高容量のLED器具の開発です。今回使用した「レディオック フラッド デュエル」は、弊社の製造部署が多数の試作を重ねてようやく完成させたものです。パワー、品質、価格のバランスがとれるまで、製造署とで何度も話し合いを重ねました。

設置する際に意識したのは「安全性」です。スポーツが行われる場である以上、選手たちが安全にプレーできることが第一優先です。選手のプレーに支障がないかを検証し対処していきました。その一つとしてドローンを使用し、白球を5・20・35・50メートルの高さに釣り上げ、どの位置に上がってもボールが消えないかどうかといった確認方法をとったりもしました。

スタジアムでも、テレビでも。
応援する人すべてに見やすさを

岡本 孝人

もちろんお客様にとってうれしい工夫もたくさん凝らしています。全体的に明かりが均一に届くようになりましたし、さまざまな角度から光をあてることで立体感を出しているので、プレーが見やすくなったと思います。横浜スタジアムに応援に来られる機会があれば、ぜひこの"見やすさ"に注目してみてください。

また今回の全面LED化では、テレビ放送もかなり意識しています。その一つが"ちらつき"の防止です。これまでの照明は1秒間に50サイクルの早さで点滅を繰り返しています。肉眼ではまず分からないのですが、カメラの性能の向上により、この点滅がちらつきとなって映ってしまうことがあります。しかし弊社独自の電源回路設計により、このちらつきを抑制していますので、ハイスピードカメラで撮影してもフリッカー現象(ちらつき)は発生しません。1秒間に1500コマで撮影するカメラでも確認しています。

狙ったからこそ受賞できた
「第34回日本照明賞」

横浜スタジアムのナイター照明設備の全面LED化で、岩崎電気は「第34回日本照明賞」を受賞しました。我々としては受注が決まった時点でこの賞を狙おうと考えていましたので、受賞の連絡を受けたとき私としてはホッとしました。おそらくLED下における新たな光環境評価が評価されたのだと考えています。

積み重ねてきた知識と経験こそが、弊社の強み。スポーツ施設の照明なら岩崎電気に任せようと言っていただける理由はここにあると考えています。これから施設のLED化はどんどん進んでいくでしょう。今後もさまざまな部署と力を合わせて、お客様はもちろん、プレーする選手と応援する人々、すべての人にとって「最適な照明」を提供し続けていきます。