医学部へ行こう!

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医学部の現状をよく把握し
将来の自分のスタンスを
決めた上で戦略を立てよう

医学部志望者はかつてのように医者の子供だけでなく、一部のサラリーマン世帯でも目指す傾向が見られるようになった。2010年度に約11万人だった国公立私立大の医学科への志願者数は2014年度には14万人を超えた。「リーマンショック後の安定志向(再受験生の増加)、少子化による一人当たりにかける教育費の増加も医学部志望者増加の主な要因であろう。一方医学部の状況をみると、私立大学医学部では数百万円単位での学費値下げを断行、質の良い学生の獲得に力を入れている。また、医師の偏在による医師不足を補うために、定員増加(地域枠入試)を導入している大学が増加中である。そして琉球大学以来となる医学部(東北医科薬科大学)が2016年春に開講予定している。

医学部の教育現場でも変化を強いられている。それが「2023年問題」と呼ばれている事象である。米国の医師国家試験を米国以外の医学部卒業生が受ける際、資格審査がある。それを行う団体が2023年以降は国際的な認証評価を受けた医学部の出身者以外は認めないとの通告を発した。日本の医学部教育が国際基準を満たしていないと日本の医師は海外で活躍しにくくなる。ということになってしまう。実際には臨床実習を増やし、座学の時間を短縮、内容も受身型ではなく参加型に変更を求められる。以上の状況を踏まえ考えると、単に学力試験の結果だけでなく親身に患者さんに寄り添う気持ちをもっており、対話力、対応力、チーム医療の実践におけるリーダーシップ等幅広い人間性が重視されるであろう。単に理系で数学が得意なので……、他の学部を卒業しても……というような安易な気持ちで医学部に入学しても、きちんとした目標や目的意識をもっていない者はさらにふるいにかけられ、留年⇒放校という結果になる恐れもある。確かに医師という職業は安定性や経済面を切り取って考えれば魅力の大きいものであるが、真にその職業に自分の意志や向上心を持てなければ自己の成功も発展もない。“医師になる”ということの意味を再度よく考えるべき時なのかも知れません。

※掲載内容は取材・作成当時のものです。

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