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現役大学生座談会
「医学部合格への道」

(左から)
メデュカパス卒業生 昭和大学医学部4年 横山直樹さん ウインダム卒業生 国際医療福祉大学医学部1年 遠藤優太郎さん TOMAS卒業生 東京大学理科三類1年 島なぎささん 河合塾卒業生 慶應義塾大学医学部1年 金智順さん メディカルラボ卒業生 東京慈恵会医科大学1年 中内優太さん

年々、難易度が増している医学部受験。晴れて難関に合格した医学部生5人に、医学部受験を志したきっかけ、勉強方法やその秘訣(ひけつ)、心構えなどについて聞きました。

基礎を着実に固め
苦手科目を伸ばす

──みなさんは、医学部受験はいつ頃、決めたのでしょうか。

 父が医者なので、子どもの頃から仕事の話を聞いているうちに、自然とあこがれを抱くようになりました。明確に医師になろうと決めたのは中学生の頃です。

横山 僕も父が医師であり医師という職業が身近でした。普段父が働く姿を見ることはなかったのですが、あるときテレビで父が医師として働く姿を見て興味を持ったのがきっかけです。本格的に医学部受験を意識するようになったのは高校2年生頃からです。

 私は家族や親族に医療従事者はいなかったのですが、中学生のとき母を治療してくれた医師の姿から、患者や家族に希望を与えられる医師という職業に魅力を感じました。そして高校2年のとき、医学部受験を決めました。

──予備校はどう選びましたか。

中内 僕は現役時代の成績が悪くて、一斉授業ではついていけないと思っていました。だから個別指導の予備校のなかから、雰囲気が自分に合うと思ったメディカルラボに決めました。分からないことがあれば、その場ですぐに解決できるのが一番良かったですね。

遠藤 僕は慣れた環境で勉強するのが一番だと考え、現役時代に通っていたウインダムに、浪人時代も引き続き通いました。良かったのは1人1席ずつ自習室が与えられること。また、毎月のテストで順位が発表されるので、ライバルに負けたくないという競争心が勉強のモチベーションになりました。

 私も現役時代に通っていた河合塾に浪人時代もそのまま通いました。現役時代、部活を最後までやっていたのでほとんど勉強していなくて、受験勉強はほぼゼロからのスタートでした。そんな私にとって、1年を通して基礎から段階を追って学べる河合塾のカリキュラムはとても心強かったですね。

 私は中学受験のときに一度TOMASにお世話になり、進学後は集団指導の予備校だけに通っていました。性格上、苦手科目である英語は誰かに管理されないとやらないので、高1の6月から個別指導のTOMASに再入会しました。

横山 僕は小規模でいつでも気軽に質問できるアットホームな雰囲気が気に入って、メデュカパスを選びました。「インプット・アウトプット」といって、生徒でグループをつくり、自分が苦手な問題について他の人に説明することで、理解や知識の定着を深める独自のカリキュラムにも魅力を感じました。

──振り返ってみて、どんな学習が合格につながったと思いますか。

中内 医学部受験は、付け焼き刃の勉強では乗り切れません。まずは基礎を着実に固めていくことが大事です。僕は英語が苦手だったので、春から単語を覚えたり、文法問題を解いたりといった基本的なことを地道に続けました。文法問題はのべ3千〜4千問は解いたと思います。また僕は志望校が明確だったので、直近7〜8年くらいの過去問を2〜3周解きました。入試に特色がある志望校に対しては、その学校に特化した対策が有効だと思います。

 私はとにかく予備校を信じてカリキュラムに沿った勉強をし、先生のアドバイスにも素直に従いました。苦手科目だった数学の先生から、一つのテキストを繰り返すよう言われ、問題によっては5回繰り返しました。同じような問題が出ることが多い数学は、思考プロセスを理解したうえで覚えてしまうことも有効です。参考書はあれこれやるとかえって焦るので、自分に合った1冊を完璧にすることが大事だと思います。

遠藤 苦手科目は、それだけ伸びしろがあるわけで、勉強したことによる効果が現れやすいですよね。僕は現役時代、英語の偏差値が一番高かったんですが、浪人時代は正直、それ以上伸びる気がしませんでした。だから現状維持程度の勉強はしたけれど、春休みから苦手だった数学の勉強を徹底的にやりました。その結果、秋には数学が一番の得意科目になっていました。それが一番の勝因だったと思います。

横山 僕も数学が苦手でした。数学の勉強をするうえで成績を上げるために行ったこととして、小問は反射的に解けるよう、ひたすら反復して量をこなしました。応用問題は、誰かに説明するように「この条件とこの条件で次のことが言える」などと文章にしてノートに書き出しながら解くことで、頭のなかが整理され、実力がついていきました。「書く」ということでは、時事問題の把握のために天声人語の書き写しもしていました。

運の要素も強い入試は
最後まで分からない

──この時期からはどのような学習をすべきか、教えてください。

 これからは今まで学習してきた知識や理解が確実なものとなり、自在に使えるかどうかをチェックし、弱点をつぶしていくことが大事です。私の場合、秋からはひたすら演習問題を解き、できなかったものは基礎に戻って勉強し直す、といったことを繰り返しました。そうやって演習でしっかり力をつけたうえで、11月くらいから過去問に取り組み始めました。

 私もこの時期は、各科目をバランス良く、総合的に学力を上げていくことを意識していましたね。講師が一緒に計画を立ててくれたので助かりました。国立受験だったので、センター試験対策を本格的に始めたのもこの時期からです。TOMASでは英語に加えて国語と化学も受講し、2次対策をしました。

中内 この時期はだんだん受験日が近づいてきながらも、成績が思うように上がらず、不安や焦りを感じている人もいると思います。でもやるべきことを着実に続けていれば、ある段階でそれが結果となって現れるときが必ず来ます。不安なことがあれば先生やチューターに、どんどん本音で打ち明けたほうが良いと思います。僕も先生と3時間も4時間も面談をし、不安や悩みをとことん聞いてもらって随分、救われました。

──最後に、受験生へのアドバイスをお願いします。

遠藤 勉強方法は人によって合う合わないがあり、先生や先輩によって言うことも違います。自分にとって良いと思うものは取り入れれば良いけれど、あくまで参考意見と考え、自分のペースを乱さないようにした方が良いと思います。僕は平日と土曜日の午前中は予備校で集中して、勉強以外の時間はジムに通ったり、ゲームをしたり、思い切り遊んでいました。心に余裕がないと頭にも余裕がなくなるので、うまく気分転換するのも大事です。

 実は私の模試の判定は、最後までずっとDかEだったんです。現役合格は無理だと思っていたのに合格できたのは、試験の問題との相性が良かったからです。入試は運の要素もあり、何が起こるか分かりません。だからたとえ模試の判定が悪くても気にせず、最後まで挑戦してほしいと思います。

横山 受験勉強はできない問題があったり、模試の結果が悪かったりしても、落ち込まず、長いスパンで考えることが大切です。試験日当日まで、勉強すればしただけ成績は上がり、合格の可能性は高まります。最後まで諦めずに頑張ってほしいですね。

※掲載内容は取材・作成当時のものです。

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