「北の大地、不屈のフロンティア精神」Audiオーナーである作家・池井戸潤が、自らAudiのハンドルを握り、ニッポンの風景を訪ねる旅。
千歳空港で待っていたのは、白いアウディA6アバントだった。
実はこの相棒、パーキングアシスト機能で車庫入れどころか縦列駐車まで自動でこなす、先端テクノロジーを搭載している。
そう遠くない将来、目的地をセットすれば、黙っていてもクルマが連れて行ってくれる日がやってくるに違いない。実際、この開発はかなり進んでいて、技術的にはすでに実用化の一歩手前まで来ているらしい。
ところで今回、これに似た話を、北海道大学で耳にした。
農学部の野口伸教授の研究室で、である。
野口先生の研究テーマは、農業ロボットの無人化だ。

たとえば、トラクターなどの農機具が無人のまま倉庫を出発し、種を蒔き、苗を植えて戻ってくる。2018年までに打ち上げられる日本版GPSによって二十四時間の自動運転が可能になり、その作業誤差はなんと、わずか5センチ。極端なことをいえば、寝ている間にも耕作でき、除草までこなす。
いま、日本の農業は、かつてない難局に直面している。最新データによると農業従事者は過去5年間に23万人減り、168万人。平均年齢67歳。農家の減少と高齢化が急ピッチで進んでいる。
たしかに農業の重労働と見返りを考えると、働き手の多くが、サラリーマンのほうが楽に稼げると結論づけるのは当然かも知れない。だが――。

この農機具の無人化が実用化された場合、夫婦と親ひとりが従事する農業世帯あたりの収入は約九百万円増える、という試算がある。すると世帯収入は一千数百万円になるはずだ。
遠くない将来、夜間に畑を耕し、あるいは田植えを終え、昼間は近くのゴルフ場で過ごすのが農家のトレンドになるかも知れない。
実現するための障壁のひとつは道路交通法だ。畑から畑へ移動するのに農道を走るからである。ここをなんとかしないと農家は救えない。だけど、法律はいつか変わるはずだ。

野口先生が管理している北大構内の倉庫には、実用化の一歩手前まできた無人車両が所狭しと置かれていた。
これはまさに、ピンチをチャンスに変える挑戦に違いない。
危機に瀕した日本の農業を救え――。
農業の未来を熱く語る先生と目を輝かせた学生たちに、不屈の闘志で北の大地を開拓してきたのと同じフロンティア精神を見た。

7月30日に発売された新型Audi A6は、エンジンの効率が向上し、よりパワフルに、ボディデザインはよりシャープに生まれ変わっている。対向車や先行車が眩しくない画期的なハイビームであるマトリクスLEDヘッドライトを選択可能に。最大8機までのモバイル端末が同時利用できるWi-Fiホットスポットを提供するAudi connectは、運転中でも車内にネット環境へのアクセスを可能にしてくれる。追突予防のためのアウディ プレセンス、車線逸脱を防ぐアウディ サイドアシストなどの安全装備もさらに充実。Audiが独自に開発した最新テクノロジーが惜しみなく投入されている。
今回、池井戸さんのお供をしたステーションワゴン、Audi A6 Avantは、ゴルフバッグを余裕で積み込める実用性がありながらも、エレガントなプロポーションが美しい魅力的なモデル。
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池井戸潤
池井戸潤 1963年、岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。98年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、『下町ロケット』で直木賞を受賞した。13年に放映されたテレビドラマ「半沢直樹」(TBS系)は、『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』が原作。ドラマは歴史的な高視聴率を記録し、「倍返し」は流行語にもなった。半沢シリーズ第3弾の『ロスジェネの逆襲』の単行本は100万部を超える大ヒットとなり、シリーズ第4作の『銀翼のイカロス』も発売3日で50万部を超える爆発的な売れ行きを示した。10月よりテレビドラマ「下町ロケット」(TBS系、主演・阿部寛)がスタート。このドラマの後半部分は、連載小説「下町ロケット2」として、朝日新聞朝刊の広告特集にて掲載中。愛車はAudi RS 6 Avant。
Art Direction : Hiroyuki Aoki (Mag) Photograph : Kiyoshi Tanaka Styling : Takahisa Igarashi Edit : Mitsuhide Sako , Eri Magara Produce : Teruhiro Yamamoto ( AERA STYLE MAGAZINE )