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JICAフォーラム「世界とWin-Winな生き方を考える」

左から、
浜田 敬子(はまだ・けいこ)/朝日新聞総合プロデユース室プロデューサー・前AERA編集長
神谷 哲郎(かみたに・てつお)さん/ペパーソンインターナショナル株式会社代表取締役
雄谷 良成(おおや・りょうせい)さん/社会福祉法人佛子園理事長
瀧本 哲史(たきもと・てつふみ)さん/京都大学客員准教授・エンジェル投資家
山田 健(やまだ・けん)/JICA 青年海外協力隊事務局 次長

第一部 対談

「脱コモディティ」が叫ばれる今、
社会で求められる人材とは

浜田 若い世代に向けて瀧本さんが上梓し、ベストセラーとなった「僕は君たちに武器を配りたい」では、人材のコモディティ化、つまり業務における差異を生み出せずに、買い叩かれてしまう状況について警鐘を鳴らしています。

瀧本 英語やプログラミングといった、わかりやすいスキルを身に付けることばかりに気を取られてしまう、「スキル信仰」はコモディティ化しやすい。みんながそれを良しとして同じことをするから差がつかないという理屈です。

浜田 就職先人気ランキングを見ても、依然として大企業が常連となっている中でコモディティ化しないようにするにはどうしたら良いでしょう。

瀧本 最近の若者は「ゆとり世代」と揶揄されることがありますが、私自身の実感としては、上位5パーセントくらいの人たちは、むしろレベルが上がっています。そのため「ハイスペックコモディティ」と呼んでいるのですが、いくら優秀でも同じ会社に似たような人が複数いればやはり価値が薄れます。日本は工業製品でも電子部品でも素晴らしい技術を持っていますが、多くの会社がつくっているため、価格でしかその価値が判断されなくなっているという現象と同じです。そのため、コモディティ化しないための一つの方法として、自分で今までにないプロジェクトを一から立ち上げる経験をしておく、というのが良いと思います。

浜田 自分を差別化することを意識してか、最近、ベンチャー企業や海外でインターンシップを経験したいという学生が増えているようです。

瀧本 ベンチャー企業や海外に出て行ったとしても、お膳立てされた業務に、補助的に従事する経験では、突き抜けた何かを得ることは難しい。その点、この後実際に経験者の方々が語ってくれると思いますが、治安や安全面のサポートが確保されつつ、漠然とした課題に対し、自分の頭で考え行動せざるを得ない状況に放りこまれる「青年海外協力隊」は、求めようと思ってもなかなかできない貴重な経験ができる場だと思います。

浜田 そうした経験は具体的にどのようにビジネスの現場で活きてきますか。

瀧本 例えば営業職はコモディティ化しやすいのですが、販路がすでに開拓され、営業トークまで決まっているような会社では、誰がやってもある程度の成果を上げることができる。グローバル化と騒がれ、海外に市場を求めている今、海外ではまったく知られていない商品やサービスの市場を開拓するには、一人で地道に一軒一軒販路を開拓できるタフな人が求められます。その中では外国語による交渉力も必要です。

浜田 以前取材した会社では、そうしたタフな人材を求めて、青年海外協力隊経験者だけを集めた部署もあるという話も聞きました。

瀧本 よく「PDCA」を回すと言いますが、これは自分で何か仮説を立ててやってみて、改善点があればすぐにやり直す。この一連のフローをいかに迅速に回すかが大切なのですが、いちいち組織や上司に確認して、許可を待っていてはスピードが足りません。組織が硬直化しがちな大企業で画期的な新規事業が生まれにくいのはこのためです。そのためこれからの市場は、大企業のスター営業より、自分で考え市場を開拓できる「勝手にやってくれる」人材がより勝ちやすいと考えられます。そういう人が脱コモディティ化した人材と言えるでしょう。

浜田 ありがとうございます。次のセクションでは、実際に青年海外協力隊を経験したお二人に加わっていただきます。

第二部 海外ボランティアで未来を開く武器を手に入れる

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第一部 対談 スピーカー

瀧本 哲史

瀧本 哲史(たきもと・てつふみ)さん / 京都大学客員准教授・エンジェル投資家
東京大学法学部卒。同大学院法学政治学研究科助手、外資系経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立。企業再建やエンジェル投資家としての活動を行いながら、京都大学でベンチャー企業に関する研究、教育に従事。著書に『僕は君たちに武器を配りたい』『君に友だちはいらない』『読書は格闘技』『ミライの授業』など。

浜田 敬子

浜田 敬子(はまだ・けいこ) / 朝日新聞総合プロデユース室プロデューサー・前AERA編集長
上智大学法学部卒。朝日新聞社に入社後、前橋、仙台支局を経て、週刊朝日編集部に。その後アエラ編集部で主に女性、雇用、国際問題を取材。副編集長、編集長代理を経て14年4月に女性初のアエラ編集長に就任。16年5月から現職。テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」の水曜コメンテーターやBS朝日「ザ・インタビュー」のインタビュアーも務める。ダイバーシティーに関する講演も多数。

JICA

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