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JICAフォーラム「世界とWin-Winな生き方を考える」

左から、
浜田 敬子(はまだ・けいこ)/朝日新聞総合プロデユース室プロデューサー・前AERA編集長
神谷 哲郎(かみたに・てつお)さん/ペパーソンインターナショナル株式会社代表取締役
雄谷 良成(おおや・りょうせい)さん/社会福祉法人佛子園理事長
瀧本 哲史(たきもと・てつふみ)さん/京都大学客員准教授・エンジェル投資家
山田 健(やまだ・けん)/JICA 青年海外協力隊事務局 次長

第二部 パネルディスカッション その2

「やらない後悔」をしないために
一歩踏み出そう!

浜田 最後に海外ボランティアに関心を持つ人たちへ、アドバイスをお願いします。

瀧本 青年海外協力隊は、厳しい環境に身を置くこともあると思いますが、人間はそういう環境でこそ成長できる。毎日フォーマットどおり生きるのと、厳しいけどその中で自分ができることを日々考えながら生きるのでは大きく異なります。こうした経験は日本にいてはなかなかできない。失敗してもおかしくないような難しいプロジェクトに関わったということ自体に価値がある。青年海外協力隊にはそうした環境が用意されていると思います。

雄谷 これまで多くの青年海外協力隊のOB・OGと会ってきましたが、僕は未だかつて「後悔している」という人に会ったことがありません。苦労話や痛い目に遭ったという話は良く聞きますが、それも今では笑い話としていい思い出になっているようです。ですからぜひ、騙されたと思って参加してみてはいかがでしょうか。

神谷 自己実現したいと思ったら、想いだけに留まらず、実現するための力を付けることが必要です。この力とは、勉強だけして身に付くものではありません。海外に出て、そこで何かに挑んでみて、失敗する。その失敗の理由を考え、試行錯誤してみる。それが次のモチベーションへ繋がっていくというサイクルのなかで身に付くのだと思います。大切なことは、できない言い訳をするよりも、どうしたらできるかを考ええ、発想が浮かばなかったり、悩んだりしたら人に相談する。そんなコミュニケーション能力も大切だと思います。

浜田 お二人の話を聞いていて、こんな環境はなかなか無いと思いました。会社では、やることは何でも上司に報告して、決裁をもらわないと動けないことが多いですよね。私も少し前までAERAの編集長を務めており、まさに自分の頭で考えて、人を巻き込みつつ、責任は自分でとる仕事でした。とても大変だけれど同じくらい楽しかった。皆さんにもぜひそうした経験をして欲しいと思います。まずは体験談&説明会に参加していただき、実際に体験した先輩の声を聞いてみても良いかもしれません。本日はありがとうございました。

会場との質疑応答

質問1:会社に残るか飛び出すかといった選択をする上で、鍵となる要素は何か。

瀧本 会社に残ってもリスクはあると考えると、どちらを選択しても何かしらのリスクは取っているわけなので、重要なのは何を優先するかということです。つまりどのような価値観を持っているかで、答えは変わってくるのではないでしょうか。

神谷 会社が嫌で飛び出すより、小さな成功体験を経験してから飛び出したほうが良いです。嫌なことから逃げて海外に行っても、より逃げる先が増えるだけでプラスにはならないと思います。小さくても何か成功体験があれば、それを海外のもっと広い土俵で試し、活かせることがあるのではないでしょうか。ですから、安易に会社を辞めたり、ネガティブな思考に陥って海外に行ったりするのではなく、自分の試したいことを作ってからポジティブな理由で海外に行くのが良いと思います。

雄谷 飛び出すことによって、もしかしたら何か痛い目に遭ったり、帰ってきてから仕事を探すのが大変だったりして、後悔するときがあるかもしれません。でも、「やった後悔」はその時だけで、「やらなかった後悔」はずっと残ります。やらない後悔より、やった後悔の方が良いと考えています。

瀧本 高齢者にこれまでの人生の後悔について質問すると、「○○をしたことを後悔している」という答えはほとんどなく、「○○をしなかったことを後悔している」という答えが多いという調査結果が出たと聞いたことがあります。

神谷 青年海外協力隊の二年間、JICAという組織に属し、ある意味守ってもらいながら何にでも挑戦できる環境があります。現地で信頼を得ている協力隊事業という信用をベースに経験を積めることは心強いのではないでしょうか。そういう意味では、青年海外協力隊は「やって後悔」とはならないと思います。

質問2:世界各地の情報を得るためにはどうしたらいいか。また、海外の出来事に関心を高めるにはどうしたらいいか。

瀧本 日本のメディアは日本人向けに書かれているので、世界各地の情報を得るためには海外のメディアを読むと良いでしょう。しかし、どうしても現実と時間差があります。比較的かい離が少ないと思われる先進国でも違いを感じるので、特に途上国となると、メディアで得られる情報と実態とのかい離はかなり大きいと考えた方が良いです。実際に現地に行くこと以上に実態がわかる方法はないと思います。

雄谷 インターネットで情報だけは手に入るが、海外に行って自分の肌で感じておくと、海外の情報についても「勘どころ」のようなものがわかってきて、たくさんの情報の中からよりリアルなものを抽出できるようになります。こうした実体験に基づくフィルターを身に付けることが大切です。

神谷 やはり現地に行かないとわからないことが多いですね。現地には現地のコンテクストがあります。それを理解することで、現地での生きる知恵を身に着けられます。また、実際に行かないとしても、行ったことのある人、例えば私たちのような青年海外協力隊のOB・OGの体験談を聞くことは参考になると思うし、それが私たちの役割だと思っています。

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