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夜間睡眠時に潜む高血圧の危険性

2016年11月1日

 眠っている夜間に血圧が高くなる「夜間高血圧」を知っていますか?
 通常、夜間睡眠時は副交感神経が優位になることで血圧が低下するのですが、それがあてはまらず、夜間も血圧が下がらない状態を指します。
 原因は様々ですが、そのうちのひとつに閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS)があります。上気道の閉塞による無呼吸・低呼吸状態が繰り返し起こることで、交感神経が活発になり、血圧が下がらず、心臓、脳などの臓器に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞などの脳・心血管疾患を引き起こしやすいと言われています。さらには、無呼吸のあと呼吸が再開する際に「急激な血圧上昇」を引き起こす場合があり、夜間の心臓突然死のリスクになります。

 夜間高血圧は、診察室や家庭での日中の血圧測定だけでは見つけることができません。そのため、夜間睡眠時の血圧を測定することが重要になってきます。
 一般に夜間血圧を測定するには、24時間自由行動下血圧測定(Ambulatory Blood Pressure Monitoring:ABPM)を用います。ABPMは携帯型の血圧計を24時間装着し、15~30分間隔で血圧を測定・記録することで、昼間、夜間、早朝などの詳細な血圧情報を得ることができます。一方で、OSAS患者においては、いつ無呼吸の発作があり、「急激な血圧上昇」が発生するかわからないため、一定間隔で測定されるABPMでは見過ごされる可能性があり、脳・心血管疾患の発症リスクを発見できない場合があります。


「IT夜間低酸素トリガー血圧計」で測定する様子
Kario K et al., J Clin Hypertens (Greenwich). 2015;17:682-5.

 解決策として、オムロンヘルスケアは動脈の酸素飽和度(SpO2)を測定し、無呼吸発作時の低酸素状態を信号(トリガー)として血圧測定を開始する新しいタイプの血圧計を開発しました。ABPMの夜間血圧の平均値が高血圧基準以下であっても、合間に発生した無呼吸発作時の「急激な血圧上昇」をとらえることができます。

 このように血圧は刻々と変動しており、急激な血圧変動は脳・心血管疾患のリスクを高めます。オムロンヘルスケアでは、連続して血圧を測定することでリスクの高い血圧変動を捉え、脳心血管の発症リスクを予測し、疾患の発症を未然に予防することが重要と考え、1拍ごとの血圧測定の実現に取り組んできました。そしてこの度、世界で初めて手首に着けるだけで簡単に1拍ごとの血圧を測定する技術を開発しました。これは、手首にある橈骨(とうこつ)動脈に平らな接触面を持つセンサを当てて、動脈の内圧の変動を電気信号に変換して測定する方法です。この技術を使って、1拍ごとの血圧が簡単に測れるようになり、夜間睡眠時の連続血圧測定が可能になりました。現在、プロトタイプが完成し、臨床研究が始まっています。これまで把握できなかった急激な血圧変動の大きさやパターン、頻度の把握、血圧を正常に保つ機能の低下の発見につながることで、脳・心血管疾患の発症リスクを予測し、発症を抑えるための高血圧診断、治療に貢献できます。

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