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カラダのデータを記録すれば、もっと「自分」がわかってくる

2017年3月1日

取材当日も「10キロのランニングを終えてから来た」という茂木健一郎さんは、40歳になったのを機に、自分自身の健康を意識し、マラソンを始めたそう。「自分のデータを日々記録していくと、自分を客観視できる」と語る茂木さんに、ご自身が実践する日々の健康法について伺った。

体重のデータを記録して、自分に合った体重管理を

 体力の衰えを実感し始めると、どうしてもその後の人生が不安になってしまう。私も例外じゃなく、40歳になった時「このままグライダーが降下するように体力が落ちるのはまずい」と直感し、少しでも貯金をつくろうとランニングを開始。結果、フルマラソンにチャレンジするに至り、2015年と2016年には東京マラソンを走りました。

 東京マラソンに出場すると決めて以来、自分の体重の変化を記録し続けました。それを見ると、登録時には83キロだった体重を72キロまで落としていることがわかります。この春もフルマラソンに出る予定で、現在体重調整中です。

 自分の生体に関するデータを日常的に記録することはなかなか難しい。でも、これをやるといろいろなことがわかってくるんですよ。体重を落とす方法ってたくさんの理論があるでしょ? レコーディングダイエットとか、低炭水化物ダイエットとか。健康に関する変数ってすごくたくさんある。例えば、お酒の量、睡眠時間、運動量など。その中で、自分に合う方法を見つけるわけなんだけど、2015年に出場した時、僕は筋トレによって体重を落とした。自宅で腕立て、腹筋、スクワットを200回ずつ。そして翌年は、筋トレの回数をそれぞれ30回に減らし、走る距離を伸ばす方法に切り替えてみた。スマホのランニングアプリで自分の走行データを管理してると、10キロだと770キロカロリー、3キロだと280キロカロリーなど、消費カロリーを意識できるため、そこから逆算して生活を組み立て、体重をコントロールするというわけ。

 自分のデータを日々記録していくと、自分を客観視できます。健康に興味はあるけど、データをとっていないという人が多いと思うけど、例えば自分の主観的な努力の印象と、実際のデータはズレていることがあります。そのため、自分のデータを記録することで自分と対話でき、自分に合った体重管理の方法が見つかりやすくなるんです。

自分の体の変化を知れば、もっと自分に興味を持てる

 僕が自分の健康を見直すことになったきっかけは、2010年の年末に過労のためか調子が悪くなり、血圧を測ってみたらなんと、普段より40-50も高い数値を示していたから。この時「人間って体調悪くなると血圧も高くなるんだ」と、改めて自分の身体に興味を持った。それ以来、体調が悪いと思った時に血圧を測ると必ずそれが数字に表れていることを確認しました。つまり血圧を測れば、自分の今の体の状態を客観視できるというわけ。なんか面白いなあと思った(笑)。皆さんも試しに測ってみるといい。こんなきっかけがないとなかなか測り始められないからね。

「血圧って同じ日の中で変動するんだ」

 いまオムロンの血圧計を使って測り続けているんだけど、「血圧って同じ日の中で変動するんだ」ということに気付きました。僕の場合朝に高くなる傾向がある。お風呂に入ったり、お酒を飲んだりしたときには逆に下がる。こうやって一日に何度も測ると、変動幅が見えてきます。体重以上に血圧って変動するんです。こうやって自分の体のことがデータを通してわかってくると、自分の血圧に一喜一憂する必要も無くなるよ(笑)。

「血圧が高い状態が続くっていうことは、それは何かの病気のシグナルかもしれない。」

 体重は測らなくても、鏡を観たらわかるし、周りも見た目の変化に気づいて教えてくれる(笑)。でも血圧は実際に測らないと見えません。僕は科学者だから自分の記録を管理するモチベーションがあるけど、ふつうはそこまではできない。でも、オムロンの最新の上腕式血圧計なら、スマートフォンに入れたアプリと連動し、毎回の測定値を自動的に記録できる。グラフ化もしてくれるから、それを見ると「ああ、この時忙しかったな」とか「ストレス感じていたな」とかその時の自分のコンディションがわかって面白い。僕も早速使ってみたけど、スマホとの連動もうまくいってまして、データが記録できるので、とても重宝しています!今までは手で表計算ソフトに記入していたのですが、とてもラクで、しかも正確になりました!デザインも洗練されているし、コンパクトだから、何度も測るのが苦じゃなくていいね。

 僕は医者じゃないから詳しいことは言えないけど、血圧が高い状態が続くっていうことは、それは何かの病気のシグナルかもしれない。だから、僕自身、これからも健康で過ごせるよう、自分の血圧をしっかりと管理していこうと思っています。


オムロンの「上腕式血圧計 HEM-7600T」。本体とカフが一体化したチューブレスタイプの上腕式血圧計。本体に腕を通して装着し、測定ボタンを押すだけで、スムーズに測定を行うことができる。

iPhone/Androidスマートフォン用の無料アプリ「OMRON connect(オムロン コネクト)」にデータを転送すると、測定した毎日の血圧データをグラフで確認できる。

毎日の血圧データは、僕の体の通知表

 脳科学的に言うと、健康で若々しくいるためには、幼児のような好奇心を持ち続けることが効果的。新規性があるものに触れることで、脳の回路は強化されていくから。若々しく自分自身を保つには、新しいことに挑戦し続けることが大事。とにかく習慣化すること。目標を掲げて、これをやらなければと自分を追いこむのではなく、自分でコントロールできないことは諦めることも必要。習慣に努力が伴うと続きませんから。そうやって僕自身、これからも今まで通り新しいことにどんどんチャレンジしていくつもり。

 僕にとってマラソンも、自分の健康状態を知るために血圧や体重を記録することも、習慣化していますが、「やる気」を持って取り組んでいるわけじゃない。ただ、毎日の生活に取り組んでいるだけ。そのためには手軽だってことも大事。僕はランニングするときだって、いい加減な格好で走っている(笑)。でもこだわりがあって、人と同じコースは避ける。そのため雑木林や裏道を走っています。やる気がある、無いとかは関係なく、まるで自分が自動運転で操られて走るイメージで走る。でもその積み重ねがフルマラソンに自然と繋がったわけ。


装着の向きを気にせず、右腕にも左腕にも、どちらの腕にも簡単に装着することができる。コンパクトなため、血圧が気になった時にすぐに測定することが可能。

「1日5回くらい(血圧)測っています。」

 走ると「デフォルト・モード・ネットワーク」という、人がアイドリングしている時に活性化するネットワークがあって、それが働くことでストレスが解消されたり、感情の歪みを整理できるんです。また、意識の上でも自分の考えをまとめられるし、ひらめきもある。だから僕は走る時、「一人ビジネスミーティング」をしているわけです。

 運動は認知症予防にも効果があることがわかっているから、特にお勧めしたい。また、やはり自分の体の状態を日頃から把握していることが大事。体重や体温などと違い、測ってみないとわからない血圧測定を習慣化してみる。ただ測るだけではなかなかモチベーションも上がらないけど、その変化が数字として目に見えることって、思っている以上に楽しいですよ。僕も「お、カラダ頑張っているな~」って思ったりしながら、1日5回くらい測っています。

 「生きていることってありがたい」って思う。体調を左右する何らかの理由があって、それが血圧という数字に顕著に表れる。僕にとってこの数字は体の通知表みたいなものだと考えています。これからは、大事な人に血圧計を送って、いつまでも健康でいて欲しいというメッセージを送るのもいいかもしれないよね(笑)。もらったらきっとうれしいと思う。

プロフィール

茂木健一郎
1962年東京都生まれ。脳科学者。東京大学理学部、同法学部卒業後、同大大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。

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