林修の特別授業

lesson04 農業の担い手育成の取組

林修の特別授業

農業の将来を担う

新規就農、地域の農業の中心となる担い手をサポート

新規就農者の支援のために総合事業の利点を生かしています。

※全国新規就農相談センター「新規就農者の就農実態に関する調査結果」(2017年3月)
※複数回答可(上位三つを選択し順位を付けて回答)

新規就農者が「苦労したこと」の第3位までに選択した割合が最も高いのは、「農地の確保」、次いで「資金の確保」となっており、いずれも70%を超える。新規就農においては、この二つに「営農技術」を合わせた3点セットの確保が重要なことがわかる。

 これまでは、協同組合が「みんなのくらしの向上のため」に、「知恵と力 を合わせて事業を行っている」ことを説明してきましたが、少し掘り下げて、どんな課題に向き合っているか、を見ていきましょう。

上川 日本では、農家の人が減っていて、農業を続けていくのが大変だ、と いう課題がありますよね。

 日本の農村で起きている大きな問題の一つが、農業従事者の高齢化と 「担い手不足」、それに伴う生産規模の縮小や耕作放棄地の増大です。農業で生計を立てていた人たちが農業を続けられなくなる、そして地域が崩壊していく、という危機を防ぐため、農業協同組合(JA)による新規就農の支援や、地域の担い手サポートの取り組みが各地で行われています。


※全国新規就農相談センター「新規就農者の就農実態に関する調査結果」(2017年3月)
※複数回答可(上位三つを選択し順位を付けて回答)

新規就農者が「苦労したこと」の第3位までに選択した割合が最も高いのは、「農地の確保」、次いで「資金の確保」となっており、いずれも70%を超える。新規就農においては、この二つに「営農技術」を合わせた3点セットの確保が重要なことがわかる。

「JA岩手ふるさとの『農業マイスター制度』は、1年目にJAの特別臨時職員として給与を受け取りながら、2年目にはJA指導員などのサポートの下、自分で栽培から出荷までを経験し知識と技術を身につけていきます。私もこの制度を利用して、新規就農を実現しました」(奥州市・齋藤博幸さん)

上川 でも新しく農業を始めるには、技術を覚えたり道具やお金を用意し たり、やらなきゃいけないことが多そうですね。

 その通り。新規就農者は農地や資金を確保しながら、地域に住居を見つけて自分の生活基盤を築かなければなりません。もちろん、農産物の栽培法や家畜の飼育技術も習得する必要があります。JAではそうした多くの課題を解決するため、栽培・経営管理の研修から、農地や農機などのあっせん・仲介、資金の貸し出し、決算・会計の支援など、総合事業の強みを生かして、就農前から就農後まで息の長いサポートをしています。

「JA岩手ふるさとの『農業マイスター制度』は、1年目にJAの特別臨時職員として給与を受け取りながら、2年目にはJA指導員などのサポートの下、自分で栽培から出荷までを経験し知識と技術を身につけていきます。私もこの制度を利用して、新規就農を実現しました」(奥州市・齋藤博幸さん)

地域の課題に、全国各地の知恵を集めて対応しています。

上川 一人では解決しにくい問題をパッケージで支援しているんですね。これから農業を始める人にはそれでいいとして、大きな農家の課題や困りごとにはどう対応しているんですか。

 JAでは、生産、販売、購買、資金対応、決算・会計、労務管理、リスク対策提案など、多岐にわたるサポートを実施し、経営発展の後押しをしています。地域のJAだけで対応が難しい大規模な農業法人や農家などに対しては、各県にある「担い手サポートセンター」が、JAと連携して、より専門的なサポートを行う。総合的な支援体制が構築できるのが強みなんです。

農業を志す人の門戸を広げるために、様々なサポートを行っているのですね。
それぞれの農業の形にあわせ、多くのノウハウを提供して地域農業の発展維持に努めています。

今日のまとめ

地域を支える気持ち、農業を志す気持ちを、みんなの知恵と力で育てていく。それが協同組合。地域を支える気持ち、農業を志す気持ちを、みんなの知恵と力で育てていく。それが協同組合。

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