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損得より完済できるかを優先して冷静に考える

 住宅は人生最大ともいえる買い物です。何千万円もの住宅ローンを組むことは、その後の人生に大きな影響を及ぼすことになります。正しい知識をもち、様々な要素から検討し、自分に合ったプランを慎重に選びたいものです。
 住宅ローンのご相談として多いのは金利タイプの選択についてです。市場の金利水準に応じて金利が変動する変動金利タイプ、借入時の金利が完済まで(又は一定期間)適用される固定金利(固定金利期間選択)タイプがありますが、それぞれに長所、短所があります。空前の低金利が続いているため、固定金利より金利が低く、月々の返済額を抑えられる変動金利タイプを選ぶ方も多いです。ただし、将来金利が大幅に上昇すると、月々の返済額も大幅に増え、返済が難しくなる可能性があることに注意しましょう。
 一方、固定金利には、月々の返済額が確定し、返済計画が立てやすいというメリットがあります。ただ変動金利より金利が高いため、総返済額が多くなることがあります。そのため、上図のように変動と固定をミックスして借りることで、両者の長所を生かし、リスク分散を図る方もいます。固定と変動のどちらが得か、気にされる方も多いですが、将来の金利動向の予測は難しいものです。損か得かを考えるより、まず自分がそのプランで本当に完済できるのか、冷静に考えることが重要です。

総返済額を抑えるには、繰り上げ返済の活用を


 総返済額を抑えたいのなら、繰り上げ返済を積極的に利用するのも手です。毎月の支払いとは別に、前倒しでまとまったお金を返済する繰り上げ返済は、元本とともに利息が減るため、大きな経済的メリットがあります。最近は多くの金融機関において、手数料無料で繰り上げ返済ができたり、ネットで手軽に繰り上げ返済ができたりするようになっています。老後資金や教育資金など家計全体のバランスを考えながら、繰り上げ返済を行うようにしましょう。
 人生には予測できない様々なことが起こります。収入が下がったらどうするのか、失業や病気で収入が途絶えたらどうするのか。様々なリスクに対して、自分はどのように対応できるのか、シミュレーションしておくことをおすすめします。病気で支払いができなくなった時に備える保険付きの住宅ローンもありますので、それらを利用するのもいいでしょう。
 家を買う時は、ライフスタイルや生活環境、経済状況が大きく変わる時でもあります。せっかくですから、自分や家族の暮らし、生活設計やマネープランをきちんと見つめなおす良い機会にしていただきたいと思います。
三菱東京UFJ銀行の住宅ローン