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07月25日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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大学での学びと出会いで知った すべての人に関わる福祉の意味

——日本福祉大学に進学された理由を教えてください。

今村 両親が共働きで祖母に育てられたので、漠然とですが、高齢者の人に関わる仕事に就きたいと思っていたんです。そのために社会福祉士の資格を取得したいと、合格率の高い日本福祉大学を選びました。

久保 母が高齢者施設で働いているので、私もボランティアなどで施設に行く機会が多かったんです。それで高齢者に関わる仕事がしたいと考えて進学を決めました。

新美 ダウン症の叔父がいて、小さい頃から遊んでもらっていました。でもすべての人が、抵抗なく障害を持っている人を受け入れられない現実や、本人だけではなく周りも大変なんだと感じるようになって。将来は福祉の仕事に就きたいと思ったんです。

——大学生活はいかがですか?

新美 大学には障害のある人たちもたくさん在籍していますし、全国から学生が集まっているのも特徴です。東日本大震災を経験した人から、被災地の話を聞くこともできました。身近な友だちから学ぶ機会が多いのは、すごく嬉(うれ)しいです。

今村 実習に行く前には、先輩の経験を聞かせてもらえる機会もあって。そのおかげで不安なく実習に入ることができました。

——大学には親元を離れて生活されている方も多いとか?

久保 私は一人暮らしをしています。実家にいた頃は、食事の準備も洗濯も掃除も、母にやってもらうのが当たり前だと思っていましたが、すべて自分でやるようになって、両親のありがたみを実感しています。

——授業や実習を通して、意識が変わったと感じますか?

今村 最初は高齢者関係の仕事に就きたいと思っていました。でも岩手県の社会福祉協議会の活動を見学したり、実習を通して福祉に対する視野が広がりました。今は地域で人を支える仕事をしたいと考えています。

久保 福祉=高齢者だと考えていたんですが、授業や実習で様々な人に出会って、地域や子ども、医療など、広い範囲で人に関わるのが福祉の仕事だと気付くことができました。

新美 授業を通して福祉の一面しか見ていなかったことがわかりました。障害を個性と捉えるのはいいことだと思っていましたが、人それぞれ状況や考え方が違うことを知って。もっと福祉を多方面から考えられるようになりたいです。