
1965年の開学以来、大学教育の変革をリードしてきた京都産業大学。今、2030年に向けた施策「神山STYLE2030」を掲げ、学部・学科をダイナミックに新設・再編し、未来へ羽ばたく人材育成に挑む。
人工知能(AI)の進化やあらゆるモノがインターネットに結びつくIoTなど「第4次産業革命」により、世界は大きく変わりつつあります。ビジネスも社会のルールも国際関係も、変化の一つひとつに答えを描かねばなりません。
京都産業大学は、このような変革を見据え、教育改革を一貫して行ってきました。14年度の外国語学部の再編を皮切りに、学部学科の新設・再編を行い新たな知の領域を切り開いてきました。来年度は、国際関係学部、生命科学部を新設し、経営学部を再編する予定です。
また、学部の枠組みを超えた知の交流も重視します。たとえば、外国語でのコミュニケーション能力を培う拠点として全学生が活用する「グローバルコモンズ」や、学生が“共に学び合う空間”である「ラーニングコモンズ」は、ディスカッションやプレゼンテーションを通じて主体的な学びの姿勢やICTを活用する力を身につけることが可能です。ものづくりと電子工作の実践の場である「ファブスペース」も既に運用を開始し、国際関係学部の開設に合わせて新たに設置する「スチューデントコモンズ」など、次代を先取りした交流スペースを充実させます。
英知を結集し知の結び目を創り、オープンイノベーションの場となる知のプラットホームを構築する。これは、全ての学部が一拠点に集まる総合大学だからこそ可能であり、常に新しい価値を生み出してきた私たちの使命です。時代を切り拓(ひら)き、より豊かな未来へと導く人材を「むすんで、うみだす。」ため、京都産業大学の改革は続きます。
京都産業大学の創立は1965年。戦後高等教育の在り方に強い危機感を抱く宇宙物理学者の荒木俊馬が、産業界で役立つ実学教育を重視した大学を構想したことから始まる。“象牙の塔”にこもることを大学教育の美徳とした当時の風潮の中で、「産官学連携」をうたいながら、困難を乗り越えて開学した。京都発で世界に通用する企業の多くが、戦後生まれのベンチャー企業であるように、既存の価値を打ち破るベンチャー精神にあふれている京都産業大学。建学の精神「将来の社会を担って立つ人材の育成」は、現在も進む大学改革の根底に受け継がれている。
情報学をベースに、数理科学や電気・電子工学、デザイン学など、分野を超えた横断的な研究に取り組むことで、自身の興味や将来像に応じたテーマに対して、様々な領域からアプローチ。進展著しい情報化社会の最先端領域に立ち、10コースの学びから情報技術の進化や時代の変化に柔軟に対応できるスペシャリストを育成します。新たに誕生した「ファブスペース」は、ものづくりと電子工作の実践の場。最新のデジタルファブリケーション機器や工作機器を設置し、学生のものづくりへの意欲を刺激します。
一国では解決できない問題が山積している今、国際関係学部では世界情勢を客観的に分析する能力と様々な境界線を超えていく気概・志向を持った人材の育成を目指します。政治・経済・共生の三つの切り口から現代の国際社会が抱える諸問題の解決に挑みます。1年次の必修科目「海外フィールド・リサーチ」では、全員が海外研修で課題を調査し、学びへの意欲を高めます。この体験は、海外でのインターンシップなど現場体験型実習を行う「国際キャリア開発リサーチ」や、多彩に用意された長期留学プログラムへの動機付けにもなります。また、同学部の主な学びの拠点は、来春誕生する「真理館」。主体的かつ協働的な学びをサポートする「スチューデントコモンズ」を設置し、授業時間外にもフィールドワークの情報収集やグループワーク、ディスカッション、教員による時事問題解説のワークショップなどを活発に行う予定です。
生命科学の最先端の知識と技術は、医療・健康、食料・資源、環境・生態などの領域で、いまと未来の社会構築に貢献することが期待されています。この期待に応えるべく、先端生命科学科は、生命科学の深い知識と高度な技術を習得した研究者や技術者になるための“実験科学的な学び”を重視します。一方、産業生命科学科では、“社会科学を融合させた学び”を重視し、生命科学の専門性を様々な分野で生かす産業人を育成します。
社会や経営の劇的な変化を読み解き、多様な能力を統合して新しい価値を生み出すマネジメント能力が求められています。経営学部の既存の3学科を統合し、体系化された三つのドメイン(知的領域)を横断する学びを通じてヒト・モノ・カネ・情報・時間などあらゆる経営資源を結びつけ、組織の発展・変革と社会の進化を促進する「統合的なマネジメント能力」を持つ人材を養成します。
京都産業大学は産業を「むすびわざ」と読み解き、
当時としては画期的な「学問と企業をむすぶ」ことを建学の理念にしました。
ヒト・モノ・コトを「むすぶ」ことは、新たな価値を「うみだす」こと。
未知への挑戦、新たな価値の創造です。
あなたも京都産業大学と、
むすんで、うみだしませんか?