大阪電気通信大学

医療や健康スポーツの現場でもAIが進化し、あらゆるものがインターネットにつながるIoT化が進んでいる。大阪電気通信大学に誕生する医療健康科学部では、伝統ある工業系大学として培った情報教育と専門教育を融合させ、臨床工学技士、理学療法士、健康スポーツなど、幅広い分野で活躍できる人材を育てる。
※2020年4月より医療福祉工学部から医療健康科学部へ、医療福祉工学科から医療科学科へ名称変更

2020年4月
学びをさらに進化させ
医療健康科学部がスタート

医療とテクノロジーの
専門家へ「医療科学科」

医学・工学の2分野を横断的に学ぶ医療科学科

 前身の医療福祉工学科として18年の実績を持つ「医療科学科」は、高度化する医療機器の操作・管理を行う臨床工学技士をめざす「臨床工学コース」と、医療機器メーカーなどで先端機器・システムの開発に携わる人材をめざす「総合医療エンジニアコース」の2コースで構成される。「医療」「健康」「工学」といった学びの全体像を段階的につかめるカリキュラムを、医療現場で活躍する卒業生の補助指導のもと実践的に学ぶ。中でも特筆すべきは、臨床工学技士国家資格合格率の高さ。その合格率は、全国平均(77.5%)を大幅に上回る90.3%を誇る(2019年3月卒業者実績)。一足先に医療現場に立つ身近な先輩の姿をロールモデルに、自分の5~10年後をイメージしやすい環境が、学生たちの学ぶ意欲をさらに高めてくれる。

競技者から高齢者までが対象
幅広く学ぶ「理学療法学科」

人と向き合うマインドも養う理学療法学科

 「理学療法学科」が養成するのは、病気やケガで損なった機能を回復し、社会復帰を支えるリハビリテーションの専門家である理学療法士。現在では医療施設をはじめ、訪問看護ステーションなどを活動拠点に在宅高齢者の身体サポートを行うなど、活躍の舞台はますます広がっている。スポーツ競技者の治療・臨床で豊富な経験を有する教員も在籍しているため、「スポーツ障害とリハビリテーション」といった科目があることにも要注目だ。スポーツ競技者から高齢者まで、幅広い対象者に向けたリハビリテーションの知識やスキルを実践的に学べるのは何よりの魅力。理学療法士の進路決定率は学科開設以来100%と、将来の仕事に直結しやすい学びでもある。現場で必要となるコミュニケーション力を養いながら、対象者の心に寄り添える理学療法士をめざす。

生涯、スポーツと関わりたい人へ
「健康スポーツ科学科」

科学的なアプローチで学ぶ健康スポーツ科学科

 「好きなスポーツを生かせる仕事がしたい」。そんな人なら「健康スポーツ科学科」での日々を意欲的に取り組めるだろう。主な将来の進路は、中学・高校の保健体育科教諭、スポーツ指導者やフィットネスクラブのトレーナーなど。そうした指導的な立場で仕事をする時に必要なのは、確かな根拠に基づいたアドバイスだ。たとえば、運動するとなぜ脈拍が上がるのか?あるいは、その競技に必要なのはどこの筋肉で、どう鍛えればよいか?を科学的な知識として理解し、必要なデータを機器で正確に計測しそれを伝えること。そのための理論を講義で学び、実習によって理論の裏付けをとっていく。「フィットネス」「スポーツ教育」「スポーツコーチング」「生涯スポーツ」の4コースで、スポーツをサイエンスの視点からとらえる力を育み、様々な「スポーツのプロ」を輩出していく。

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