中央大学

行動する知性。-Knowledge into Action-

大学のいま

新学部「国際経営学部」から
世界のビジネスリーダーを ※届け出中

地球規模の視点で
経済・経営を学ぶ

世界35の国と地域、190の大学・研究所と、世界に広がる中央大学のネットワーク

 来春、〝実学の中央〟に26年ぶりに新学部が開設される。国際社会を牽引(けんいん)するグローバルビジネスリーダーを育成する「国際経営学部」(2019年4月開設予定・届け出中)だ。目指すは、ビジネスとエコノミクスの幅広い知識に加え、高度な英語運用能力と国際的なビジネス感覚を備えた人材を育て上げること。
 「経済活動の広域化はなぜ経済格差を拡大するのか。これからの国際経営のあり方とは。AIの進化は我々の働き方をどう変えるのか──。グローバル化が加速・浸透した今日、国際社会に挑むビジネスリーダーを育てるためには、地球規模の視野を持ちつつ、経済学・経営学を体系立てて学ぶことのできる環境を整えることが不可欠でした」。国際経営学部開設準備室の石川利治室長(現・経済学部教授)は、新学部開設の意図を語る。
 そのカリキュラムからは、国際経営学部にかける中央大学の本気度がうかがえる。まず、経営学や経済学、統計学、国際開発論などの必修科目をはじめ、7割以上の授業が、英語を主とする外国語で実施される。
 「理解を深めるために日本語(もしくは中国語)の授業でフォローは行いますが、リポートなどの課題も含め、大部分の科目は英語で修得してもらいます。本来の大学生らしい、タフな4年間になるでしょう。熱意あふれる教員のもと、じっくり腰を据えて学んでもらいたいですね」
 新学部では、現場のビジネス感覚に触れる機会も大切にしている。入学後間もない1年次の夏期には3〜4週間の海外短期留学を必修化。語学学習に加え、留学先によって特色のある実地研修等の機会を設けることとした。
 「海外に身を置くこと、海外で働く日本の方々を目の当たりにすることは、若者のモチベーションを一気に高めてくれます。私のゼミでも毎年、シンガポールやバンコクで企業や工場への訪問を行っていますが、その経験を機にアメリカの大学へ進学したり、外資系企業への就職を決意したりした学生たちもいるほどです」
 学内外から寄せられる期待は高く、教職員の思いも熱い。「国際経営学部は、どれほど社会が変化しても、どこの国・地域に行っても通用する、本物の力を身につけられる絶好の環境です。世界を舞台に活躍したいという意欲に満ちた皆さんの挑戦を心よりお待ちしています」

国際経営学部開設準備室・石川利治室長

地道に、自由に、貪欲(どんよく)に
社会で生きる実学教育

豊かな緑に囲まれた多摩キャンパス

 法・経済・商・文・総合政策学部に新たに国際経営学部を加えた文系6学部が集う多摩キャンパス。米国の郊外型キャンパスをイメージして設計されたという開放的な学び舎(や)では、学生たちが日々互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら学びを深めている。
 学部を横断した少数精鋭のゼミ形式で調査・研究を行う「FLP」(Faculty-Linkage Program)はその好例だ。「環境・社会・ガバナンス」「ジャーナリズム」「国際協力」「スポーツ・健康科学」「地域・公共マネジメント」などの学際的なテーマを、多様な専門領域の教員が指導する。2年次から3年間、所属学部と並行して学ぶため、学生にとっては「かなりのハードワーク」らしいが、いまや高校生にも知られるほどの人気プログラムとなっている。
 経済・商学部の合同開講科目「ビジネス・プロジェクト講座」も盛況だ。企業や政府関連機関からビジネスパーソンを講師に招き、実際に企業が直面する課題の解決に挑む実践的なプロジェクトだ。
 例年、華々しい実績を誇る難関国家試験も、司法試験合格者数が119人で第3位※1、公認会計士試験合格者数が77人で第4位※2、国家公務員一般職合格者数が195人で第3位※3と、いずれも堅調。365日利用できる研究棟「炎の塔」などの充実したハード面に加え、伝統に培われた質の高い対策講座や個別指導、OB・OGによる手厚いサポートが安定した実績を支えている。
 創設から130余年。時代の潮流におもねることのない創造的批判精神と、専門的かつ多角的な力を養う実学教育で、各界の第一線に卒業生を送り出してきた中央大学。ますます先行きの見えない激動の時代、中央大学で磨かれた「行動する知性」がいかに躍動するか、大いに期待したい。

※1〜3 いずれも2017年度実績。『大学ランキング2019年版』から

CAMPUS[キャンパス]

豊富な蔵書を誇る図書館
国連やEU発行の資料も公開
 約239万冊の豊富な蔵書を誇る中央大学の図書館。多摩キャンパスの中央図書館では、国内外の官報、判例集等の法律関係の蔵書はもちろんのこと、D.ヒューム(イギリスの経験論哲学者)やJ.ベンサム(イギリスの社会哲学者)などの貴重な古典本のコレクションも所蔵。人文科学から社会科学、自然科学まで豊富な図書・資料がそろう。また、雑誌論文や新聞記事、判例、企業情報などを検索できるデータベースも充実しており、日々の学修や研究に大いに活用されている。
 館内2階の「国際機関資料室(International Documents Room)」は、国連寄託図書館およびEU情報センターとして広く一般にも公開。ここでは、国際連合(UN)や欧州連合(EU)、世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行(WB)などの資料約3万冊を所蔵。資料は英文のものが中心で、自由に手に取って読むことができる。
 また、後楽園キャンパスの理工学部分館では、自然科学・工学関係の専門分野の図書・雑誌を中心に約29万冊を所蔵。紙媒体のみならず、電子情報の提供の拡大・充実を図っている。

NEWS[最新ニュース]

英語等で専門分野を学ぶ
「グローバルFLP」スタート
 会計学や法学、理工学をはじめとする様々な専門知識・技能をグローバル社会で発揮することのできる「グローバル・プロフェッショナル」。そんな人材の育成を目指して、今年度から始まったのが、全学的教育プログラム「グローバルFLP(Faculty-Linkage Program)」だ。対象はTOEFLやTOEIC等で一定の基準を満たした1年次後期以降の学部生。
 必修科目として、文系・理系・会計学に分かれて、実践的な英語・中国語による学びを深める少人数の「グローバル・テュートリアル」を設置。英語等による講義科目の履修も求められる。
 さらに、海外での2週間の就業経験「専門インターンシップ」を実施。履修者はグローバル・テュートリアルの修了者から選考され、事前指導の後、現地での実習を経て、帰国後には成果報告会を開催する。物理的・文化的環境の異なる海外で働くために必要な知識やスキルを身につけていく。
 中央大学は今後も、国際共同学位の構築や教職員の国際化など、さらなるグローバル化の推進を図っていく。

『大学ランキング』杉澤編集長が見た「中央大学」

グローバルビジネスリーダー

26年ぶりの新学部である「国際経営学部」創設というのは大きなトピックです。ビジネスとエコノミクスの幅広い知識に加え、高い英語運用能力と国際的な感覚を養うために約7割の授業を英語で行うということからも本気度の高さを感じます。また、そうした学びの目的が「どれほど社会が変化しても、どこの国・地域に行っても通用する本物の力」を身につけることだという目線の高さにも期待しています。

多角的な力を養う実学教育

学部横断型で行う少人数ゼミ形式の「FLP」、企業や政府機関が直面する現実の課題解決に取り組む「ビジネス・プロジェクト講座」、365日利用可能な「炎の塔」や卒業生による手厚いサポートなど、ハード・ソフト両面で充実した難関国家試験対策。「行動する知性」を育むための取り組みが実に多彩で実践的な点も、中央大学らしいと感じます。

杉澤誠記編集長
朝日新聞出版『大学ランキング』編集長

掲載大学一覧[関 東]

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