神奈川大学

世界に開かれた国際都市での学び

新たな学びの場・みなとみらいキャンパスの完成イメージ
大学のいま

これからの社会で活躍できる
実践力を国際都市・横浜で育成

グローバル関連の学部が
みなとみらいに集結

兼子良夫学長

 今年、創立90年を迎えた神奈川大学は、開港の地・横浜において多様な学びと研究で大きな存在感を示してきた。「2021年、みなとみらいに新キャンパスを開設し、そこにグローバル関連の学部を集結させて、横浜市が進めるエリアマネジメントに開発事業者として参画する」と発表して大きな話題を呼んだ計画も着々と準備が進行中だ。
 兼子良夫学長は「これからの大学の真価をはかる尺度となるのは、混迷の時代を切り拓(ひら)く力でしょう。変容する資本主義社会をしなやかに生き抜き、確かな貢献ができる人材を育てるには、大学が積極的に未知の分野や課題に挑んでいく必要があります」と語る。
 新キャンパスの開設には、ますます国際化が加速するみなとみらいエリアの風を、そこで学ぶ学生が肌で感じられるというメリットに加え、この地に拠点を持つ世界的企業との連携強化などの狙いもある。すでに、研究機構設立のための相互交流など、複数のプロジェクトが始動しているという。
 「横浜市からは、地域の触媒として存分に影響力を発揮してほしいと要請されています。建学当時から変わらない本学の探求姿勢と遂行力に期待してください。28年に迎える100周年、そしてその次の100年までを見据えた取り組みとなっていくはずです。新たなキャンパスでの学びは、学生たちが就職を考える際にも大きな刺激となるでしょう。みなとみらいキャンパスの整備やキャンパス全体の編成に向けて、教職員の士気も高まっています」(兼子学長)

世界的な視点に立つ
良識ある地球市民に

1Fエントランスホールの完成イメージ

 新キャンパスのコンセプトは「国際・日本」の融合した未来「創造・交流」キャンパス。グローバルなにぎわいのなかで、知識の融合と世代間交流を生み出す拠点としての役割も担う。世界と日本の文化と歴史を理解し、多様な交流と人類の共生を図ることのできる、人間的魅力あふれるグローバルな人材の養成を目指す国際系の新学部も構想中だ。
 新たな「国際日本学部(2020年4月設置構想中)」には、日本文化および、日本文化に内在する価値観を横浜から世界へ発信していくという狙いもある。学部・学科の構成は、外国語や国際交流を学ぶ「国際文化交流学科」、日本文化に重きを置いて学ぶ「日本文化学科」、歴史・民俗学などを学ぶ「歴史民俗学科」が基礎となる。世界と日本の文化や歴史、多元的な価値を理解し、いかなる地にあっても「世界的な」視点に立ってこの地球に住む良識ある市民として経済・文化活動、国際協力の場でも活躍できる人材の育成を目指す。
 21年の「みなとみらいキャンパス」の開設を機に、神奈川大学は国際企業が立ち並ぶ最先端地区であり、世界に開かれた国際都市「YOKOHAMA」における総合大学として再始動する。新たな研究と教育の創造の場として、ダイバーシティと共生の時代に、実践的能力と優れた国際的感性を身につけた良識ある人材を育成していく。

人間力と多様な文化の
理解力を高める場として

 18年度からは、新たに学園の目標を策定。ガバナンスおよびマネジメント改革、教育・教員・キャンパス総合計画を推進していく。そして、幅広い教養と専門的な知識のもと、人間形成を行う「真の実学」により教育の質を高め、社会の諸問題の解決に取り組み、グローバル社会の中核を担う人材の育成を目指す。競争力を強化し、社会的ポジショニングを高め、魅力ある学園を構築していく予定だ。実行計画には、先に述べた「みなとみらいキャンパス計画の推進」や「国際系新学部の設置と魅力的な教育組織の構築」がある。また、「キャンパス新総合計画」として創立100周年までに教育・研究施設はもとより、図書館、体育・スポーツ施設の充実等についても推進していく。今年4月には、国際都市ヨコハマを代表するホテル「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」と包括協定を締結。今後も、みなとみらいを拠点とする世界的企業との連携を強化していく。
 これらすべての根底にあるのは、神奈川大学の創立者である米田吉盛の「教育は人を造るにあり」の教育理念だ。地球規模で情報や経済の波が動き、環境が急激に変化していくこれからの社会で力強く生き抜き、未来に貢献できる「人間力」は、神奈川大学での学びを通してしっかりと築かれ、磨かれていく。

CAMPUS[キャンパス]

横浜キャンパス
「新国際学生寮(仮称)」建設へ
 新国際学生寮は、キャンパス近隣に新設される「まちのような学生寮」をコンセプトとする外国人留学生と日本人学生が共同生活を送る学生寮。1階には和室、多目的室、課外活動の部室等を設け、寮に暮らす学生以外にも多くの学生が集う場所となる予定である。2階から4階には男女別の個室と共用の食堂、洗面所、浴室が設けられ、2019年3月の完成を目指している。
 日本の学生と海外の留学生が共同生活を通して交流することにより「人間力」と多様な文化の「理解力」を高めるとともに、新たな成長の場の創出を大きな目的としている。キャンパスでの学びを通した相互理解だけでなく、生活をともにすることで、お互いのバックグラウンドや環境、他国の歴史や文化の違い、様々な価値観に触れ、豊かな国際感覚を育んでいく。
新国際学生寮(仮称)の完成イメージ

CAMPUS LIFE[学生生活]

給付型の奨学金
神奈川大学予約型奨学金
 神奈川大学では、在籍する高等学校および自宅所在地が神奈川県・東京都(伊豆諸島・小笠原諸島を除く)以外の受験生を対象に、経済的に安心して学業に打ち込めるよう、受験前に審査を行い、入学後の経済的支援を約束する給付型の「予約型奨学金」を設けている。給付金額は、文系学部で年額40万円、理工系学部で年額50万円で、給付期間は原則4年間(毎年継続審査あり)、採用候補者数は200名。申請期間は18年11月1日(木)〜16日(金)。

CAREER[就職]

U・Iターン就職支援協定
全国19の自治体と連携
 地方出身者が約4割を占める全国型の神奈川大学では、地域密着・地域貢献を目指した学びを経て、U・Iターン就職を希望する学生も多い。就職支援部では長年にわたる学生の支援実績と企業訪問で得た独自の採用情報をもとに、「横浜で学び、地元で貢献する学生」を輩出すべく支援している。
 自治体との就職支援・促進協定も積極的に推進しており、全国19の自治体と「U・Iターン就職協定」を締結。多面的な学生支援環境を整え、学生一人ひとりに合わせたサポートを展開している。
協定締結時の兼子良夫学長(左)と山形県の吉村美栄子知事(右)

『大学ランキング』杉澤編集長が見た「神奈川大学」

開発事業者として参画

2021年、みなとみらいに新キャンパスを開設予定の神奈川大学。地域の触媒としての影響力を期待され、横浜市のエリアマネジメントに〝開発事業者〟として参画するというのは教育機関の新しい役割を予感させます。世界的企業との連携プロジェクトも複数進行しているほか、新キャンパスにはグローバル関連の学部が集結。さらに国際日本学部もここに加わる予定で、世界への発信力がますます高まっていくでしょう。

U・Iターン就職協定

「横浜で学び、地元で貢献する学生」を育てるため、全国19の自治体と協力協定を締結しているのは、地方出身者が約4割を占める全国型の大学ならでは。学生一人ひとりに合わせた多面的な支援策が充実しているのは、多様性のまち・グローバル都市横浜に位置する私立大学らしいと感じます。

杉澤誠記編集長
朝日新聞出版『大学ランキング』編集長

掲載大学一覧[関 東]

OPEN